【第五人格】そんなつもりは無かったなんて

5話　ドキドキ ページ7

ナマエ「…それで、可愛いって言ったら黒無常さん固まってました。そんなに気になったのかな…？」

美智子「無常さんも、自分が可愛く見えてるとは思わなかったんやろなぁ」

ヴィオ「あの人に可愛いと言うのは、荘園で白無常くらいじゃないかしら」

ナマエ「えぇ〜？私的には充分可愛いし、ペルおじやルキノさんも癒し枠だけど…」

アン「逆にAさんにとって癒しじゃないハンターはいるんですか…？」


いや、そんな馬鹿な話があってたまるかよ…5台分チェイスしても姿を見るだけで癒すことができる唯一の存在だるぉ！！？()
口元に手を当てて考えていると、アンちゃんは何かを察して可哀想な目で見てきた。だから何で荘園の人達は私の事をそんな目で見るんだってば…


マリー「…というか、Aは中庭でドキドキしたりしなかったの？」


ふと何かが気になったらしいマリー様は、キョトンとした顔で聞いてきた
中庭でドキドキ…？


ナマエ「そりゃ勿論、推しを目の前にしてドキドキしない事は無いよ？今も通常より興奮状態というか、そもそも心臓動いてないというか……」

ガラテ「現実的な問題出てきたわね」

信徒「そもそも『ドキドキ』って例えなんじゃ…」


いやまぁ、それはわかってるんですけど…
というかいきなりマリー様どうしたんだ？私が推しを目の前にすると息切れと眩暈が収まらないハンター中毒患者だという事を言っているだろう(盛りすぎ)


マリー「…って、心臓がどうかの話じゃ無いわよ！」

ナマエ「でぅっ！？…ど、どしたのマリー様…？」


静かに紅茶を飲んでいたマリー様がいきなり声を出したので驚いていると、呆れた表情を私に向けた


マリー「1ミリも可愛げがない声を出すAでも、一応は乙女でしょう？」

ナマエ「いきなりフルボッコにされた私はどんな顔すれば良いの」


そう返すと、マリー様は眉を寄せて…何かおかしいと言いたそうな顔をする


マリー「…本当にわからないの？」

ナマエ「え、どっ……？」


シンと静まるみっちゃんの部屋。え、本当にどういうこと…何か私おかしな事言った？マリー様はドキドキするかどうか聞いて、その事については答えたはずだし…

私が焦りからクッキーを口に詰め込み始めたのを見て、心配したヴィオ嬢が口を開く


ヴィオ「A…マリーちゃんは好きな人相手にどうだったか聞いてるんじゃないかしら…？」

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