【第五人格】そんなつもりは無かったなんてⅡ (ページ3)

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45話　気付かないページ3

范無咎「違う、断じて違う！」

ナマエ「あれぇ……？違ったか〜」

無咎さんはとても悔しそうな顔で、苦しそうに否定した。
私の鋭い超天才神考察(笑)では『いざ仲良くなると接し方がわからなくなる系コミュ障』の線が強かったんだけど……どうやら違ったらしい。

エマ「Aちゃんじゃないんだから、その発言は無常さんに失礼なの」

ナマエ「エマちゃん、おはよう！……ん？その発言は私に失礼じy」

エマ「えへへ、Aちゃんおはようなの！」

ナマエ「うんおはよう！！！(諦め)」

エマちゃんが後ろから可愛い笑顔で抱きついてくる。
Oh！今日も相変わらず毒舌。カワイイ、カワイイネェ()

エマ「ね、早く食堂に行こうなの。トレイシー達がもう待ってるの！」

ナマエ「あッ、マジか！？無咎さんごめん、またね！」

范無咎「あぁ、また……」

私は後ろ走りで向かいながら、無咎さんに手を振った。すると……無咎さんは少し寂しそうな表情で手を振り返してきた。
本当にどうしたんだ無咎さん……？今までは手を振って来ることもなければ、私に対してそんな表情することもなかったのに。"打ち解けた"と言うにしては、また違う気もしてくる。

……でもそんなことに考えたって分からんものは分からん！
とりあえず覚えていて……少し意識して無咎さんのことを見てみようかな。疑うというほどではないが……ここまで急に変わられると、少しくらい疑問に思ってしまうだろう

さっきの珍らしい表情を思い出しながら、エマちゃんと一緒に食堂へ向かった。

……いやそれにしても顔がいいな()