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そう呼ばれたファレナ様の弟君、レオナ様は分かりやすく眉を寄せながらも飛び付いたチェカ様をしっかりと抱きとめた
すぐに追い付いた俺は数秒お辞儀してから苦笑いを浮かべる
貴「本当‥、好かれていますね」
レ「うるせぇ、さっさと連れていけ」
チ「おじたんも一緒に遊ぼうよ！！」
きらきらとした笑顔でレオナ様を見上げるチェカ様
苦笑いの俺とチェカ様を交互に見たレオナ様は大きな溜め息を吐いたあと、中庭のほうへ向かった
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中庭に着いた俺たちは、木の下で昼寝をすることになった
それは遊びとして納得するのか‥？とも思ったが心配は無用
学園？のホリデーにしか帰ってこないレオナ様と会えたのが余程嬉しかったのか、寝息を立て始めたレオナ様につられてすぐにチェカ様も眠りについた
緩む頬を押さえることなく俺も眠る
とか言うことはできず、しっかりと気配に気を配りながら、いつ現れるかもわからない刺客に感覚を研ぎ澄ませた
目をつむったままそうしていてどれぐらい経っただろうか
聞こえた足音に顔をあげれば、少しはなれたところにファレナ様が見えた
少し目を丸めて俺を見つめる
慌てながらもできるだけ音をたてにいように立ち上がって頭を下げれば足音が止まる
そこでようやく顔をあげれば少しだけ耳を垂れさせたファレナ様が
「少し話せるか」
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他の者に二人を託して、ファレナ様についてきた
話と言うのは簡単なもので、俺の配属先が変わるとのこと
ファレナ様のお父様の計らいらしい
この家だけじゃなく他の家で常識などを学んでこいだとか
少しだけ関わりのある貴族の家らしい
そこに向かうのは来週末で、其までに荷物をまとめなければならない
チェカ様が愚図ると大変なのでそこは内密に、らしい
その辺はファレナ様にまかせようと思う
二つ返事で頷けばファレナ様は眉を下げて俺の胸が痛くなる笑みを浮かべた
ここの家にいる人は良くこの顔をする
こんな顔をさせてしまう自分が不甲斐なくて下唇を噛み締めた
「ファレナ様！」
秘書の人が少し駆け足でファレナ様を呼んだ
貴「では私は此処で失礼します」
深く頭を下げてから、くしゃりと俺の頭を撫でたファレナ様の背が見えなくなるまで見送った
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ただのD判定の人。(プロフ) - あ、ごめんなさい！色々と間違ってました！下のコメ忘れてください！((え (2020年8月19日 18時) (
レス) id: ba2d48fc22 (このIDを非表示/違反報告)
ただのD判定の人。(プロフ) - なんか表示されてるのが名前になってます... (2020年8月19日 18時) (レス) id: ba2d48fc22 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるこ氏(プロフ) - 大好きです、、久々に泣きました、笑この作品を作ってくださりありがとうございます、、！この作品に出会えてよかったです、！頑張ってくださいね、応援してます！( ^ω^ ) (2020年8月19日 4時) (レス) id: f3351ce51f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2020年8月3日 17時
