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「ついておいで」
今まで通り、言われるがままについてきた
野生ではない馬が引く綺麗な模様のかごにパパと乗った
貴「どこ行くの？」
「これから君が住むところだよ」
貴「住むところ？」
眉を下げて俺の胸が痛くなるような顔をしたパパ
嘘を吐かれた時とは違う痛みに胸を押さえる
貴「‥、そんな顔しないで」
そう言ってまた綺麗な石を出してもあの顔のまま
見てるのも辛くなって目をそらして外を眺める
流れていく木々を見詰めていれば
「そうだ、パパとママの話だったね」
なんて話し始める
窓の外を見たままパパの話に耳を傾ける
「パパとママって言うのは君と血が繋がっている人、家族の事だよ」
貴「血？」
「そうだ。パパとママが居なかったら君はこの世界に生まれてこなかったんだ」
貴「パパとママは１人ずつなの？」
「そう、‥だね。君の面倒を見てくれたり、家でご飯を作ったりしてくれてた人が君の本当のパパとママだと思うけど‥」
貴「‥」
「どこにいるかわかるかい？」
知らなかった
今までの俺は間違っていたんだ
同じくらいの子が呼んでいたママは血の繋がった家族なのだ
じゃあ俺のパパとママは？
「また会いに来るからね」
声が聞こえた
気持ち悪い笑みを浮かべた女の人と男の人
きっとあの二人が俺の家族だ
俺は捨てられたんだ
「大丈夫かい？」
顔を覗き込んできたおじさんは心配そうに俺を見つめる
大丈夫だったらどれだけ良かっただろう
悲しくて苦しくて、自分だけがこの世界に１人だけのような気がして
ぼろぼろと溢れる水は、俺の服を濡らしていく
気づけば俺は気を失うように意識を飛ばした
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ただのD判定の人。(プロフ) - あ、ごめんなさい！色々と間違ってました！下のコメ忘れてください！((え (2020年8月19日 18時) (
レス) id: ba2d48fc22 (このIDを非表示/違反報告)
ただのD判定の人。(プロフ) - なんか表示されてるのが名前になってます... (2020年8月19日 18時) (レス) id: ba2d48fc22 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるこ氏(プロフ) - 大好きです、、久々に泣きました、笑この作品を作ってくださりありがとうございます、、！この作品に出会えてよかったです、！頑張ってくださいね、応援してます！( ^ω^ ) (2020年8月19日 4時) (レス) id: f3351ce51f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きなこ
| 作成日時：2020年8月3日 17時
