俺はサッカーに愛されてぇの！！【男主】【ブルーロック】

勝手に期待して勝手に失望する。それが俺だ。 ページ1

＿＿＿フットボールの世界において




一流のGK(ゴールキーパー)やDF(ディフェンダー)




MF(ミッドフィールダー)は

育てることが出来るが




ストライカーだけはその類(たぐい)ではない




一流のストライカーという生き物は





“その瞬間(とき)

最もフットボールの熱い場所に突如として出現する“


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


今日、サッカーの試合を見に来ている。

俺も冴兄ちゃん見たいに……!!と、俺は思っているけど。


カイザーやお兄ちゃん達が

「「「怪我するからダメ」」」

と言い、スポーツはあんまりしない。

お兄ちゃん達はともかくカイザー、お前に口を出される筋合いはない。

みんな昔も過保護だったんだけど、

今の方がなぁ……俺も兄ちゃんに褒められたいよ。

「いけ潔!!GOGO!!」

「このプレーラストチャンス!!潔!!」

『サッカー、久しぶりにみたなぁ〜(しろの11番、
腰掴まれてるがファールじゃないのか？)』

「潔!!こっちどフリー!!」

潔「！？」

「確実に！1点返すべ」

『……(ここはパスを出すよりこのままシュートした方がいい。

サッカーやってるならノア兄ちゃんが言ってた“言葉“も知ってるだろ？

パスして勝つより、シュートして負けた方が気持ちいい、と。

しかしGK、右上すっからかんすぎる。)』

「何やってんだ潔!!ここ決めなきゃ終わりだ!!」

「監督!?」

監督「“ワンフォーオールオールフォーワンー!!(ひとりはみんなのためにみんなはひとりのために“)」

『は……？(ひとりはみんなのために？みんなはひとりのために？

……んなわけねぇだろ

ここはヒーローがいる世界じゃない。

1度きりの人生なのに他人に気を配ってどうする。

＿＿どうでる、イサギ。)』


「あっ」

ポンッ

『そっちに出しちゃったかぁ……イサギ。(俺は勝手に期待して勝手に失望する。

そうやって生きてきた。

だが……イサギは自分の“武器“を分かっていない。

更にゴールの寸前で味方にパス。

それじゃ、世界一のストライカーにはなれないぜ)』


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


ピッ＿＿＿


『冴兄ちゃんが出てくるテレビを録画するか……』

さっきの試合(ちゃばん)の結果は

知らないが、負けてるだろう。


吉良《＿＿＿＿＿＿＿今の僕があるのは

ここチームのみんながいるからって事だけっすね》

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