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…あれ、
………あれれ、
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿可笑しいぞ
普通に読むだけ読んでいただけなのに、
最終の3人の中の1人に選ばれたんだけど((
…はるかに、僕よりも上手い人は結構いたのに、
何で、僕が残った？？？
というより、他の役の人たち帰ってるんだけどね！？
喋り声が耳障りなんだけどね！！！？！
「＿＿＿＿＿＿じゃあ、3分ほど休憩挟んで、
ラスト、動き合わせてお願いします」
A「…………………え？」
「何か問題でも…？」
A「動きも、ですか？」
「だって、演劇とか経験ある人なのに、
これを逃さずにして、何をしろと？
私は、正真正銘の"雪風奏人"を見たいから、
だから、動きもお願いします」
A「彼はできるのは知ってますけど、
もう1人は？」
そう言えば、
"俺も高校の時に演劇の経験あります"と言われた
「それで、貴方だって経験はあるでしょ？
なら、やるしかない」
無理矢理のこじ付け的な…
"3分測ります"と言っては、
腕時計のストップウォッチを作動させた
人が群がる中、
由佳を見つけては思い切り突っ込んでってはハグをすれば、
"どうしたの、Aちん！？"と驚かれた
A「最終、演技力対決だって
死亡宣告
え、無理
今すぐ、新曲の打ち合わせに行きたい」
「そんなさぁ、最終まで残ったんだからチャチャッとやっちゃおうよ
私だって、受かった自信なんて毛頭ないし…」
A「………そう言っている時のお前ってさ、
基本出来てたよね？
忘れたとは言わせねぇぞ？？？」
「え、なんかゴメン…？」
A「………まぁ、あとでお疲れ会と評して飲み行こ」
「わー＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」
「人混みに突っ込んで行ったかと思えば、
また伊月かよ」
そう言ったのは、紛れもなく殴りたい衝動に駆られる人No.1で…
A「何なの、後ろ追ってくるとかストーカー…？
何、由佳を貶そうとしてるの？
貶していいの、僕だけなんだけど」
「いや、意味わからないからね！？」
「今もベタベタくっつきやがってよぉ…
こんな奴が合格したら、
統率性が欠ける
お前、知ってんのか？
"雪風奏人"は重大な役割なんだぞ？」
A「明らかに、この少ない設定を見ればわかるでしょ？
馬鹿でもわかるけど？？？」
そう言えば、舌打ちされた
え、理不尽…！！！！
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作者名：奏人(ﾀｸﾄ) | 作者ホームページ：https://twitter.com/Takuto_Se
作成日時：2019年9月17日 22時
