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A「これから飲むんですけど、どうですか…!?」
そう言い始めると、
"何言ってんの、A"
と紀章さんにツッコまれたかと思いきや、
デコピンされた
A「だって、迷惑かけた人に対しての
詫び飲み会みたいな感じですよ?
僕、達先輩に迷惑かけまくりました
最近だと、イベントの時に体調崩して、
由佳の家まで運んでもらいました
めっちゃ迷惑かけてます
お礼しないのは、人間としてどうかと思います
紀章さんは僕を惨めな人間にするんですか?」
そう言うと、めっちゃ深いため息を吐いた
手が放れ、"好きにしたら?"と言われた
A「達先輩、この後予定って空いてますか?」
達央「………まぁ」
A「じゃあ、由佳の住んでいるマンションに来て下さい
来たら、由佳にでも連絡すれば何とかなりますから」
"何とかって何だよ"と達先輩が笑うと、
一気に雰囲気が元に戻った
A「あと、達先輩」
________________"ごめんなさい"
真っ直ぐ伝えれば、僕を見て"元からわかってた"なんて…
達央「…紀章さん」
紀章「………何だ」
達央「次、Aちゃん放したら、
すぐに奪いに行きますから」
紀章「放さねーよ、バーカ」
達央「…今、自白しましたね
"付き合ってる"って」
紀章「"付き合ってる"とは言ってねぇよ!」
達央「じゃあ、付き合ってないなら
今から奪ってもいいですよね?
だって、付き合ってないんですもんね」
達先輩が僕に向かって手を伸ばせば、
僕はすぐさま紀章さんの腕の中
紀章「ふざけんな、付き合ってるわ」
達央「はい、認めた〜」
子どもの喧嘩を見ている感覚…
紀章さん、煽りに乗っちゃうし………
A「達先ぱ__________」
達央「言わねぇよ
何も利益になんねぇし、SNSで言ったところで大炎上だろうが」
紀章「別に炎上はしないと思うけど」
達央「アンタ、自分が人気だってこと忘れたんスか?
それに、Aちゃんだって
日に日にフォロワー増してますよ」
A「え、」
そんなこと知らん((
達央「由佳ちゃん言ってたよ
"ツイートしてないのに、いつにも増してフォロワー増えてる"って」
え、止めて
皆さん、非推奨です
フォロー解除してください((
変なツイートしかありません(((
達央「とりま、着いたら連絡するわ」
紀章「さっさと帰れぇ!
そして、来るな!!!」
A「紀章さん、騒がないでください」
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作者名:奏人(タクト) | 作者ホームページ:https://twitter.com/Takuto_Se
作成日時:2019年9月17日 22時