▽*Kishow Side ページ14
紀章「え、大丈夫?
気持ち悪い?」
A「違う…」
ゆったりと返事をして、
不思議なことにテーブルに額をくっつけるA
紀章「…!」
よく見ると、耳まで真っ赤で、
きっと、真っ赤になった顔を隠したかったんだろうな…
そんなところも、可愛い
紀章「………俺は、初めて会った時からAしか見えてないよ
俺は、Aが良いから一緒にいる」
そう言えば、"バカ"と小さく呟いた
A「もっと好きになっちゃうじゃん…!」
紀章「もう、この状況で俺
限界なんだけどね」
好きすぎて
まだ、夜じゃない
しかも、仲直りしたばっかで
"何を言っているんだ"って言われるのがオチなのだろうけど、
それほどAが可愛すぎる
手を出したいけど、我慢我慢…
A「紀章さんも"とられるんじゃないか"って思ったんでしょ…?」
紀章「…うん
達とか、特に______」
A「ねぇ、紀章さん…」
紀章「…ん、なに?」
A「僕もさ、」
____________"自惚れてもいいかな…?"
Aの言葉に豆鉄砲を食らう
そして、伏せていた顔が徐々に上がり、
真っ赤な顔で俺を見つめてくる
紀章「…いいんじゃない?
てか、マジで誘ってるようにしか見えないんだけど」
そう言うと、"ここ、外ですよ"なんて…
"じゃあ、家ならいいの?"って言ったら、
流石にショートしちゃいそうなので黙っておいた
紀章「結果的にどうするの?
これに関しては、Aに任せるけど…
公表するなら、社長とかにも一応言わなきゃでしょ」
A「うん…
どうしよう………」
紀章「…他にも悩み事?」
"うん、まぁ…"
曖昧な返事が返ってくる
A「都合良すぎないかなって
和解して間もなくだよ…?」
紀章「確かにね…
けど、良いんじゃない?
偶には"騙された"って思ってさ」
A「それでいいのかなぁ…
あ、詳細を言うと、
公表の話はついでみたいな感じなんだよね
メインが僕らに由佳としもんぬ先輩で、
仲が良い2人組をさらにかけたって感じみたい
………まぁ、事務所からのお許しがあればの話だけど
…で、紀章さん
何でそんなに嬉しそうなんですか?」
紀章「え…」
俺、嬉しそうな顔してた?
A「何ですか…
また、僕の事"可愛い"とか言い始めないですよね?」
紀章「え、可愛いじゃん
…自覚は無いんだけど、多分Aがタメ口で話してくれてるからかなぁ」
ようやっと壁が無くなったみたいなさ
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作者名:奏人(タクト) | 作者ホームページ:https://twitter.com/Takuto_Se
作成日時:2019年9月17日 22時