検索窓
今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:15,185 hit

第68話*Mizuki Side ページ19

A「ども」


そう言って、楽屋に入って行った
楽屋には、京香、飯塚さん、翔利



着いてきた4人


A「京香ちゃん、悪いんだけど
そこのバッグ取って」


京香「…はい!」


バッグを受け取ったAは、
カーテンを引いては着替え始めたらしい

数分して出てきたAは、
濡れた髪の毛を掻き上げた


A「…くっそ、酒臭い」


京香「あのっ、先輩…!」


そう声をかけた京香は、"嬉しいことでもあったんですか?"と言った


A「わかんなーい」


ぶっきらぼうに放ったものの、
きっと本人自身が自覚してないだけなのだろう


水樹「さーて…」


手を1回鳴らせば、
一斉に視線が集まった


A「何?
打ち合わせ?
ケースケがいないからもう一人のギターをどうするか???
それは、なしでいいと思う」


水樹「それは、お前と同意見だけど、
話したいことはそれじゃない」


下野「え、ギターのもう一人の子
どうしちゃったの?」


A「訳アリ星人ですよ」


水樹「…まあ、無関係な人もいるんだけど、
ぶっちゃけ、直球に聞くわ



________今でも、お前は叔父が他界したのを自分のせいだと思うか?」


その言葉に"え…"と漏らす何も知らない3人



A「余談含め、話しちゃうけど、
今日、ここに来て敵視されるのかと思えば、
普通に迎えられたことも、
今、この質問をされることについても想定外なんだよね
…でも、別にそのうちバレることだしさ
っても、思ったんだけど、
確実に身内に至っては重荷になるとしか思えない
黙秘権使用します」


水樹「仲間なら背負って当然だろ」


A「無駄に、暑苦しい青春は嫌いだよ
ミズキ」


………うん、お前はそういう奴だ



水樹「圭介含めた俺たちは、お前の家の一室を見つけた」


A「…まぁ、赤の他人を放置していた俺の落ち度だもん
怒る事はできないね」


水樹「それで、だ」



自分の鞄から、パソコンを取り出しては、
机に置いた



水樹「ここに、ある音声が2つ入ってる」


A「…それを聞いたと?」



水樹「あぁ」


A「だから、何?」


水樹「ちゃんと、お前を知るための等価交換
これは、真っ白い一室の奥にあったレコーディング室から
そのままコピーしてきたものだ」


A「あそこ、入ったんだ」


Aは笑った
………悲しそうに


水樹「話してほしい
話しづらいのなら、
関係者以外退室してもらうように全力で_____」

第69話*Mizuki Side→←第67話*Kishow Side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (18 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
43人がお気に入り
設定タグ:KISHOW , 谷山紀章 , 男性声優
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:奏人(タクト) | 作者ホームページ:https://twitter.com/Takuto_Se  
作成日時:2019年11月20日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。