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ページ47

声が聞こえて、
目を開ける


紀章「起きた?」


A「………寝てる」


毛布を頭までスッポリ被り、
光を遮断する
すると、布団が急にどっかにいって、
空気に晒される
…とてもじゃないが、寒い


A「あと、5分…」


紀章「Aが俺より遅いなんて珍しいね」


身を丸めて、
まるで熊の冬眠の様に寝ようとしていると
馬乗りしてくる紀章さん


紀章「今から今日の深夜の続きをするか、
起きるかの二択」


A「…起きます」


紀章さんの言葉で一気に頭が冴える


紀章「やーっと起きた」


そんなことを言う紀章さんは僕から下りて、
顔色を伺っているように思えた


紀章「もしかして、」



"思い出しちゃったとか…?"


耳元で囁いてくる紀章さんに
手が出るも、寝起きのせいか力が入らない


それどころか、
急に立ち上がったせいで立ち眩みが起きた
急なことに、思わずその場にしゃがみ込んだ


紀章「大丈夫?」


A「立ち眩みしただけなんで、大丈夫です…」


少し時間を置き、立ち上がると紀章さんは僕の頭を撫でるなり
"おはよ"と言った


A「…おはようございます」


流石に眠い…
寝た時間が寝た時間だし、
しょうがない



紀章「今日、俺の方が早かったからご飯作ってみた」


A「…いただきます」


紀章「どうぞ、どうぞ」


紀章さんは僕の食べる姿を見ていた
僕はただ、ご飯を食べ進めた


A「紀章さんもご飯食べないと仕事に遅れますよ…?」


紀章「そうなんだけど…」


何かを待っている様に思えた


…そうか


A「…美味しいですよ、紀章さん」


そう言うと、
紀章さんも"いただきます"と言ってご飯を食べ始めた


僕も昔、ご飯を作ったりして
親や兄からよく評価をもらっていたものだ
…まあ、ご飯作りなんて評価をもらってないとやってられない


無言で食べ進めていると、
メッセージを受け取ったのか、端末が音を鳴らした

[サンプル完成したので、
由佳に渡したので受け取ってください]

もう、できたんだ

それより、由佳との仕事はまたお昼頃だった気がする
貰えるのは、そのときになるな…

▽→←▽



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設定タグ:谷山紀章 , KISHOW , 男性声優
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えらこきゅうのはちゅうるい - 返コメありがとうございます!!ですよね!!女の子ですよね!!不躾な質問、申し訳ありませんでした……。更新、楽しみにしてます!! (2019年7月28日 12時) (レス) id: 651ad92b57 (このIDを非表示/違反報告)
Cross Mezza(プロフ) - えらはちゅさん» 作品をお読みいただき、ありがとうございます。質問にお答えさせていただきますと、夢主『ちゃん』(女性)です。ただ、一人称が『僕』の理由は本編では公開していません。ですが、近々更新する予定ですので、もう少々お待ちください。コメント、ありがとうございました。 (2019年7月28日 0時) (レス) id: a7834a998d (このIDを非表示/違反報告)
えらはちゅ - 途中まで読ませて頂きました。とても面白かったです。えと、質問なんですが、夢主ちゃんは「夢主くん」なんですか。一人称が僕なので、気になってしまいました。 (2019年7月27日 22時) (レス) id: af5b11a232 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:奏人(タクト) | 作者ホームページ:https://twitter.com/Takuto_Se  
作成日時:2019年2月9日 19時

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