I、愛、哀【谷山紀章】

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A「まぁ、お三方もファンの皆様から
チョコレートをもらったりしたとは思いますが、
ちゃんと意味を知っていますか？」


その言葉に、
"え、あったの"
と言い始める浪川さん


スタッフからボードをもらい、
見えるように持つ
ボードには

チョコレートは[？]

マカロンは[？]

飴は[？]

キャラメルは[？]

クッキーは[？]

マシュマロは[？]

と書かれている


A「ちゃんと、意味があってファンの方々は送っていると思います
じゃあ、まずチョコレートには
どのような意味が込められていると思いますか？」


森久保「やっぱり、"好き"とかそういうことじゃないの？」


浪川「でも、そしたら何で女性の方々は
皆にチョコレートをあげてるのか疑問にならない？」


森久保「あー、そうか」


紀章「この問題、難しくない！？」


A「覚えましょう、男性として」


その一言に、
三人は固まった
…別に、鬼畜なことを言っている訳じゃないと思うのだけど


A「じゃあ、答えを森久保さん
お願いします！」


森久保「え、

貴女のことが好きです

的な？」


A「答えは…」


捲って、出てきた答えを読む


A「実は、チョコレートには何も意味がありません」


浪川「え、そうだったの！？」


A「補足ですが、
ケーキ類もそうなので、
義理としてあげるのに最適と言われています」


紀章「へぇ〜」


A「じゃあ、マカロンはどんな意味を持つでしょうか」


また、ワイワイと始めるお三方
意見が交わり、たまに変な意見も出てきて思わず笑う


紀章「大事、とかそんな感じ？」


A「惜しいです！
答えは、"あなたは特別な人"という意味です
由来まではわからないので、勘弁してください
…それじゃあ、次に参ります」


森久保「飴でしょ？」


A「普通にこれは単純に答えていいものです」


浪川「じゃあ、"好き"っていう意味だ」


A「正解です」


捲った紙を次々とテーブルに置いていく

紀章「キャラメル、か」


浪川「キャラメルって口の中に残るよね
…まぁ、飴もそうだけどさ」


森久保「あー、わかるわかる」


紀章「安心する、とか？
めっちゃ変なこと言うけどさ、
飴もそうなんだけど、
美味しい飴とかさ、食べていると安心とかしない？」


A「すっごいピンポイントですね」


紙を捲って、答えを出す
"俺、天才じゃね！？"と言い始める紀章さん
…確かに、スゴイとは思う

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