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そ「え?……君誰?」
眠そうな顔、真っ白な肌、そして何よりあの低音……
【一ノ瀬 彼方】
それは私の大学の先輩の名であり、まぁまぁ…………いや、か・な・り私と仲が良かった人の名前
そして、その先輩と目の前にいる人物は瓜二つ
う「あれ?二人知り合い?」
そ「知らない知らない。誰」
う「そらるさんが呼んだダンサーですよこいつ」
そ「えぇ……?初対面だよね」
まさかの私に気づいていないパターン!
あっっっっっれぇ?私、結構お世話になった良き先輩として記憶に残ってるんだけど、先輩はそうじゃないのかぁ?
『えーーー、雨ケ崎です。雨ケ崎 A』
そ「雨ケ崎…雨ケ崎……雨ケ崎?」
『え?これでも思い出せないんですか?まぁ……先輩はAって呼んでましたからね』
下で呼んでたからって普通、苗字忘れたりしないだろと思いつつ教えると、先輩の顔が少しずつ驚きに変わっていく(常人には分からないミクロの世界の話)
そ「あぁ!……え?ダンサーやってたの?」
『さすが、歳はとっても適応能力は衰えてませんね。あと、ダンサーじゃないです。ピンチヒッターで踊った素人です』
(てかあなた、それ見て私呼んだんでしょうが
うらたさんから説明受けたんじゃなかったの……)
久しぶりに会った先輩は昔と何も変わらず、やっぱりぼんや〜りした人だった
そ「うっわぁ、その口悪い感じ懐かしい」
『そこで懐かしさ感じないでください』
う「邪魔して悪ぃんだけど、ご関係は?」
『大学時代の先輩です』
う「へぇ〜意外」
『意外?』
う「そらるさんが大学で人と絡んでたとか想像出来ねぇわ。それに女子」
そ「それ、褒めてる?貶してる?」
う「もちろん褒めてますよ」
そ「ぜっったい嘘」
『まぁまぁ。そう喧嘩しないで』
そらるさんについて聞いてた時から、仲が悪いのかなと思っていたが、生で見ると小学生がじゃれあっているようにしか見えない
本当は仲がいいんだろうな
そ「でもまさかAとこんな形で会うなんて思ってなかった」
『私だって「そらるさん」が先輩だなんて……反則ですね。私の怯えてた時間返してください』
そ「それは無理。まぁお前人見知りだもんな」
う「めっちゃ仲いい感じの会話してますけど、そんな仲だったんですか?」
そ「んー結構長かったもんな」
『そうですね。大学時代一番一緒にいたまでありますから』
私たちは代わる代わる、過去の出来事をうらたさんに話して聞かせることにした
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LiLiKa(プロフ) - のー。さん» コメントだぁぁぁぁ!ありがとうございますぅ!いえ、バレエ経験はなくて…Googleに頼って書きましたww (2021年4月5日 22時) (レス) id: ef0b88e85e (このIDを非表示/違反報告)
のー。 - 更新頑張ってください!!楽しみにしてます!ところで作者さんはバレエ経験はあるのですか?お話の中でバレエ要素があったところがあったので習っていらっしゃるのかなと。 (2021年4月5日 13時) (レス) id: 915b0f4692 (このIDを非表示/違反報告)
LiLiKa(プロフ) - 猫築かなめさん» ふぉぉぉ!コメ来たの初めてぇぇぇ!ありがとうございます!頑張ります!!! (2021年3月13日 7時) (レス) id: ef0b88e85e (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 面白いです!続き楽しみにしてます (2021年3月12日 19時) (レス) id: 89aa2d7e53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:LiLiKa | 作成日時:2021年3月6日 23時