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『あれ、私が一番早かったのか……』


着替えが終わり、また楽屋へ帰ってきた私

誰かいるかなと思っていたが、予想ははずれ私は一人で楽屋にいる


(まぁ、そうだよね)


あの四人は私より衣装が凄かったし、カラコンとかも入ってたし多分時間がかかるんだろう

暇になってしまった私は、部屋の中をぐるりと見回す


(あ、あそこ絶対さかたんが使ってたじゃんww)


入り口から一番近いソファ

そこには乱暴に投げられたバック。そして、そのバックからは服やコードがとび出ている

机の上は散らかり放題で明らかにさかたんが使ったあとだった


(あれは……センラのか…………)


見慣れたブランド物のバックが目に入る

さかたんとは違い、彼の周りは綺麗に整頓されていた


(まぁ、他はどこも綺麗だけどねw)


センラの隣、部屋の角にある椅子には大きめの黒いリュックが一つ

目の前の机には大量のゲーム機が置いてあった


(うらたさんか志麻さんだよね?……どっちだろう)


『あ、このゲーム知ってる。うわぁ…凄い!これも持ってるんだ…』


私は結構ゲーマーで、机にあるゲームはほとんど知っていたし、好きなものばかりだった


(1、2、3……あとは…あそこか)


さかたんの近くに可愛らしい大きめのポーチと小さなカバンが一つ

机の左半分はさかたんが荒らしていたが、右半分を使っていたのは多分このポーチの持ち主

そこには、立ち位置やライブの流れなどが記された紙などが置いてあった


(ここがうらたさんっぽいなぁ……)


うらたさんはすごく真面目な人だったから、ライブ前も色々確認してそうだなという勝手な想像が膨らむ


(……良いグループ)


ライブを見ていた時も、四人が話している様子を見ていた時も思っていたが、それぞれがお互いを大切に思っていて、この四人以外有り得ないと初対面の私でも思うほどの絆が彼らにはあった


(凄い人達だったんだ……)


そんなことを今更ながら実感していた





「疲れたぁぁぁ!」

『ビクッ』

し「あれ?Aちゃん」

『志麻さんでしたか……もう、勢い良すぎです。心臓止まるかと思いました』

し「ごめんごめんw」


突然ドアが開いて志麻さんが入ってきたもんだから、驚いた

そのまま志麻さんはゲーム機が沢山置いてある机の前に座った


(やっぱりそこが志麻さんだったんだw)


し「Aちゃん」

『はい?』

し「ここ」


そう言いながら、志麻さんは自分の横をポンポンと叩いた


『へ?』



.

策略→←ライブ後



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設定タグ:年下組 , さかせん , 浦島坂田船   
作品ジャンル:恋愛
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LiLiKa(プロフ) - のー。さん» コメントだぁぁぁぁ!ありがとうございますぅ!いえ、バレエ経験はなくて…Googleに頼って書きましたww (2021年4月5日 22時) (レス) id: ef0b88e85e (このIDを非表示/違反報告)
のー。 - 更新頑張ってください!!楽しみにしてます!ところで作者さんはバレエ経験はあるのですか?お話の中でバレエ要素があったところがあったので習っていらっしゃるのかなと。 (2021年4月5日 13時) (レス) id: 915b0f4692 (このIDを非表示/違反報告)
LiLiKa(プロフ) - 猫築かなめさん» ふぉぉぉ!コメ来たの初めてぇぇぇ!ありがとうございます!頑張ります!!! (2021年3月13日 7時) (レス) id: ef0b88e85e (このIDを非表示/違反報告)
猫築かなめ - 面白いです!続き楽しみにしてます (2021年3月12日 19時) (レス) id: 89aa2d7e53 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:LiLiKa | 作成日時:2021年3月6日 23時

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