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カフェを出て、お店を見て、写真を撮って。
北斗くんが教えてくれた小さな丘に来た。
付き合ったのもここ。
『結構歩いたね』
「ね。疲れた？？」
『ううん、楽しかったから全然！』
小さなベンチに腰掛ける。
「あ、夜ご飯何食べる？」
『今日は私が作る！』
北斗くんの家に行くと、ほとんど北斗くんが作ってくれる。
今日は私が作りたい。
「ほんと？」
『うん、何がいい？』
「…パスタ。パスタがいいな」
やっぱり。笑
好きだもんね、パスタ。
『ふふ、いいよ〜』
「明日は俺が作るね」
『楽しみ！買い物してから帰ろ？』
「そうだな」
夕日が沈みかける。
『あ、私ね、北斗くんに渡すものあるの。』
「渡すもの？何か貸したっけ？」
北斗くんの頭は
渡すもの=貸したもの
らしい。笑
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作者名：Li_J | 作成日時：2020年9月16日 11時
