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▽10 Hokuto ページ11
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Hokuto side
最後に手を赤に染めてから
周りが気にならなくなった。
きっとAが近くにいるからだ。
これはいい事なんだ。と自分に言い聞かせる。
そんなことを考えながら
デート先でAに問いかけた。
「ねぇ、俺のこと好き？」
『ん？好きだよ？』
斜め下に見えるAの長い睫毛が少し上を向く。
「どんな俺も？愛してくれる？」
『うん。どんな北斗くんも愛すよ』
「ふふ、俺も〜」
急にどしたの？なんて笑うAが愛おしい。
可愛い君に思わず笑みがこぼれる。
それと同時に、
Aへの愛と所有力が強くなったのを感じた。
どんな俺も愛してくれる。
それなら、俺は
どんなAも愛したい。
Aとの永遠の愛を手に入れたい。
きっと、俺の愛は重い。
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作者名：Li_J | 作成日時：2020年9月16日 11時
