鹿に愛され過ぎて困る！ (ページ38)

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３６！ページ38

Baekhyun side

はぁ…

俺はあの後チャニョルに相当質問攻めされたけど何とか教室へ戻ってくることが出来た。

教室までくればチャニョルとは同じクラスじゃないから質問攻めに合うことは無くなる。

てかなんでAのこと…？

『あ、ベク。』

ベク「おっおう、さっき先輩から呼び出されてたの何だったの？」

いきなり声かけてきたからって動揺はしてはいけない、何も無かったかのように振舞え…！俺！

『えっなんか寂しかったんだって～いつものやつよ』

ベク「本当に先輩はAのこと好きだよな～」

『ベクは最近何にもないの～？去年は色々あったって聞いたけど？』

うげ…
去年は隣のクラスの子が好きだったけど
俺がウジウジして振られたんだっけ…

ベク「ってか何で知ってんの！？」

確か俺全然誰にも言ってなかったけど…？

誰かに言ったっけ？

『チャニョルくんから聞いたの。』

えこの人自らチャニョルの名前出して…
まあこの機会を利用していろいろ探ろう(笑)

ベク「何でチャニョルのこと知ってるの？！」

『委員会が一緒なの』

ベク「いつその俺の過去の話聞いたの？」

『さっき』

さっき！？
さっきってあのさっき！？

思わず驚いた顔になりそうだったのを
焦ってあくびと誤魔化した…つもり

ベク「さっきも話したの！？仲良しかよ(笑)」

冗談半分でそう言った

『仲良しなのかなぁ…傍から見たらそう思うのかな…』

てかさっきチャニョルから質問攻め受けたけどその時1ミリもチャニョルの話聞かなかった。

ベク「なんでそんな…」

なんでそんなこと言うんだよって言おうとした瞬間だった

『アミン～おかえり』

うわぁーー気まづいメンツトリオの完成ーー
とっとりあえず早く授業始まれ…と
ビクリともしない教室の真ん中で佇む時計の秒針を見つめた。