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｢Aー、戻ったで｣
『おかえりなさい、早かったですね』
夕飯を食べて仕事部屋へ戻れば、部屋を出た時と変わらずモニターに張り付いている彼女
来た当初こそ食堂で皆と一緒に食っとったけど、3日も経つとここから出なくなった。ひきこもりめ。
彼女は軍用食を見つけてしまった。
味は無視して栄養価と保存性に重点を置いて作られた戦時用のもの。勿論携帯できる。食にも興味のないAはこの部屋に軍用食を持ち込み、食堂に顔を出さんくなった。さすがに1日引きこもらせるわけには行かないので、1日1回は食堂で食べさせてるし夜もそこそこの時間に切り上げて部屋から追い出す。仕事はできるけど、その他が手ぇかかるわぁ、この子。
｢なんか今日はゾムの食害が無くてな。食べたらすぐどっか行ったわ｣
『そうですか…』
ゾムという名前に一瞬顔をしかめた彼女
何かあったのか聞けば、昨日の夜会っただけで特に何もないと言う。え、ゾム初対面で嫌われてんの？
あいつは最近えらい機嫌良さそやけど
｢A、明日は3食食堂で食えへん？｣
『必要性を感じません。私がここにいる方が効率いいのはロボロさんもご存知じゃないですか』
｢せやねんけどさぁ、Aが来やん言うたらグルッペンが若干キレるしコネシマは一緒に食わせろ言うし他の奴らもうるさいねん…｣
グルッペンと言うワードには一層顔をしかめ、コネシマと言う名前には柔和な目付きになる。まだAが来て数日だがほとんどの時間を一緒に過ごしたおかげでフードの下の表情の変化がよく分かるようになってきた。
『考えておきます』
｢それ絶対来んやつ…｣
『それよりもロボロさん、これなんですが』
さもどうでも言いと切り捨てられた話題
大モニターに先程まで彼女が見つめていた画面が映された
『ここのシステム、確かにウイルス送ったはずなんですが無害なんですよ。もう修復しました？』
｢ああー、そこはトラップしかけてたとこやわ。ウイルス消えたんやろ｣
『トラップ！？』
すごい勢いで食いついてきた
｢対ハッキング用に俺が開発したやつでな。まあウイルスっちゃウイルスやねんけど。｣
俺が解説すると目をキラキラさせてメモを取っている
若干顔赤いんやけど、もしかして興奮してる…？
｢ちょっと作ってみるか？｣
『はい！！』
それぞれの席へ着き手を動かす
｢どうしたん？｣
『いえ、なんでも』
一瞬手が止まることがあっても、彼女はまた嬉嬉としてゲームを楽しんだ
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亀丸(プロフ) - この小説に惚れて貴方様の前作も見てきました…テンポがよく一晩で読み切ってしまうほど面白かったです。今作はハッカーの話ということでこれまたダークな感じが見え隠れしていてとても楽しいです。今後の活動も応援しております (2019年11月7日 23時) (
レス) id: 072776d0d0 (このIDを非表示/違反報告)
カオル - 性癖ドストライク (2019年11月7日 0時) (レス) id: 251e5ea021 (このIDを非表示/違反報告)
遊 - めっちゃすきです！！いやもうこの小説に出たいくらい！！！(何言ってんだこいつ)もう、いや、もう！ほんとすきです！これからも頑張ってください！！！！ (2019年11月6日 22時) (レス) id: 49b5a0c72b (このIDを非表示/違反報告)
ゴミ箱には夢と希望が詰まってる。 - wrwrdさんの話を漁っていて面白そうだなーと思い見ました。そしたら、おぉーすげぇとなり。メンバーの紹介文で笑いました。面白くてすきです。最新頑張ってください。 (2019年11月6日 20時) (レス) id: 569861b1cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レック | 作成日時：2019年11月4日 18時
