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今日の報告会にAちゃんは出席しない
そう聞いた時は心底驚いた
だってこれはAちゃんのための……
｢どないしたんロボロ｣
隣に座った大先生が俺の顔を覗き込む
俺、そんな変な顔しとったかな
｢いや、なんでAちゃんおらへんのやろと思ってな｣
｢ああ…、多分グルちゃんなりの配慮ちゃう？報告次第では、ってこともあるし｣
｢ふーん…｣
皆がソワソワしている中、Aちゃんがカートを押しながら入ってきた
｢えっ、Aちゃん……？｣
俺は思わず立ち上がる
彼女の顔は余りにも青ざめていて、カートを押す手は震えている
明らかにヤバい状態で今にも倒れそうだ
｢おいA！｣
｢Aちゃん大丈夫か！？｣
他の皆も顔色を変えて駆け寄る
囲まれたAちゃんは震える声で『大丈夫です』と言った
いや大丈夫ちゃうやろ
｢なあ、ペ神はいつ帰るん？｣
｢わからへん、何も言っとらんかった…！｣
｢Aさん１回座りましょ｣
『大丈夫、ですから…あの、皆さん席に……』
｢ダメ。Aちゃん早くここ座って｣
無理に座らされたAちゃんはすごく不安そうで、ずっとカートの方を見ている
そんなはよ配らなあかんもんなん？
｢Aちゃん、今日のお菓子って配るの難しいもん？｣
『い、いえ…』
｢じゃあ俺やっとくからもう部屋戻り。流石にその大丈夫は信用できんわ｣
『でも…！』
｢おいゾム、Aを部屋に運べ。｣
｢はーい｣
『グルッペン様…！』
反論するAちゃん、でも今は俺たち全員グルッペンが正しいと思ってる
結局ゾムに抱っこされてAちゃんは退室した。その時必死で、必死の形相で、シャオロンに視線を送っていて、本人は｢え、なに？俺なんかした？え？｣と戸惑うばかりで、心当たりがない様子。しかしAちゃんは何も言わなかった。
｢俺、皿配るわ｣
｢じゃあお茶いれるめう｣
カートのケースに入れられた大皿を出すと、色とりどりのマカロンが並んでいた
可愛いし、めっちゃ綺麗
｢すごいな、全員の色あるわ｣
｢え、でもなんか黄色1個多くない？｣
｢えー待って、俺ほんまになんかしたんかな？ガチで心当たりないんやけど｣
｢ええやん1個多いの。てかグルちゃんの黒とかこれ何味なん｣
｢ダークチョコじゃないですかね？匂い的に｣
｢あれ、これ珈琲やわ。珍し、いつも紅茶やのに｣
オスマンの一言を受けて反応したのは
｢……あっ！！｣
渦中のシャオロンやった
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フェルト - 伏線回収が神！うらつくで稀に見るほんとうの鬼才のお方ですね！最高です！ (2019年9月14日 10時) (
レス) id: 00cb91440a (このIDを非表示/違反報告)
RaZu@らず(プロフ) - 伏線回収が…！ありがとうございます、わかりやすいです…これからも更新楽しみに待っております！ (2019年9月6日 19時) (レス) id: a4ef94e121 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの子(プロフ) - 前作からの伏線がどんどん回収されてくのドキドキします…これからも更新楽しみにしております。 (2019年8月31日 7時) (レス) id: 54ffec1f7f (このIDを非表示/違反報告)
RaZu@らず(プロフ) - 嫉妬する総統さまが…!!!最高です……!!!!!!ありがとうございます…!!!!!!!!!!!! (2019年8月27日 15時) (レス) id: a4ef94e121 (このIDを非表示/違反報告)
琉兎(プロフ) - 主ちゃん可愛すぎっ！惚れてまう！！続きが気になるんじゃぁ！！！更新頑張って下さい、楽しみにしてます！！ (2019年8月24日 17時) (レス) id: 3584f7d8aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レック | 作成日時：2019年8月18日 3時
