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『どっ、どうされましたか！？』
それはこちらの台詞だ、と言いたくなるような動揺っぷりに思わず目が鋭くなる
｢寝てなくて平気なんですか？｣
『ああっ、はい…ご心配をおかけしてすみません…』
｢その背中に隠した瓶、なんですか？｣
Aさんの肩が大きく揺れる
その顔は今朝食堂で見た時よりも白くて、目はこれ以上ないくらい開かれていた
『これ、は、その…』
｢見られたらまずいもんなんですか？｣
『えっと、』
今にも泣き出しそうなAさんを見てハッとする
何してるんや、俺
｢…すみません、問い詰めすぎました｣
『え？』
｢いつもの癖というか…、Aさんが変なことするわけないのに、すみません、そんな顔させるつもりなかったんです｣
『えっ、あ、あの！謝らないでください！私の方こそごめんなさい…！』
優しくて自分よりも他人を優先するような彼女がそんなことするわけないのに、疑ってしまった自分を責める
ほんまは、笑顔がみたいのに
『これは、いただいたもので…落として割ったりしないように、置き場所考えないとなって……』
未だ動揺が見え隠れする彼女の表情から真偽はわからないが、Aさんが言うなら俺は信じる。
｢そうやったんすね。でも今日は置いといてとりあえずベッド行きましょ｣
『はい……、え、？』
｢？｣
あまりにも顔色が良くないので寝るように促すとなぜか固まるAさん
それを見て一瞬首を傾げかけたが思い当たる理由があった
｢Aさんもそういう想像するんすね、ちょっと意外｣
『なな、な、なにを…！！違います！違いますー！！』
｢別になんもしませんよ。とりあえず寝た方がいいっす｣
『違うんですショッピさん！』
さっきまで青白かったのに今は赤くなる顔
表情だけでなく色までコロコロ変わるのか
そういう所が悪戯心をくすぐると言えなくもない
｢1人で寝れます？やっぱり俺もいります？｣
『寝れます！！大丈夫です！！』
必死で聞いてくれと頼むので耳を傾けると、この前お茶会でコネシマさんと大先生にオススメの誘い文句とやらを吹き込まれたらしい。それを思い出してしまったと。
ほんまに何してるんやあの人ら…あとでトントンさんにチクったろ。粛清されろクソ先輩共
ベッドに潜り込んだAさんは俺が見張っているので寝にくそうにしていたが暫くすると可愛い寝息を立て始めた
それを確認した俺は静かに部屋を出る
綺麗な髪を撫でさせてもらったのは、さっきの口止め料で
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フェルト - 伏線回収が神！うらつくで稀に見るほんとうの鬼才のお方ですね！最高です！ (2019年9月14日 10時) (
レス) id: 00cb91440a (このIDを非表示/違反報告)
RaZu@らず(プロフ) - 伏線回収が…！ありがとうございます、わかりやすいです…これからも更新楽しみに待っております！ (2019年9月6日 19時) (レス) id: a4ef94e121 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの子(プロフ) - 前作からの伏線がどんどん回収されてくのドキドキします…これからも更新楽しみにしております。 (2019年8月31日 7時) (レス) id: 54ffec1f7f (このIDを非表示/違反報告)
RaZu@らず(プロフ) - 嫉妬する総統さまが…!!!最高です……!!!!!!ありがとうございます…!!!!!!!!!!!! (2019年8月27日 15時) (レス) id: a4ef94e121 (このIDを非表示/違反報告)
琉兎(プロフ) - 主ちゃん可愛すぎっ！惚れてまう！！続きが気になるんじゃぁ！！！更新頑張って下さい、楽しみにしてます！！ (2019年8月24日 17時) (レス) id: 3584f7d8aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レック | 作成日時：2019年8月18日 3時
