本当の兵長と翻弄される私 1 ページ1
気が付けば私は寝ていたらしく、
もう朝になっていた。
隣を見るもリヴァイは居ない。
あのまま戻ってこなかった？
それとも寝てる間に戻ってきた？
＿＿明朝に明日の実験について会議がある
多分今は会議で居ないのだろうけど…
じゃあ夜居なくなったのは何？
昨日リヴァイと話をして、
"噂に惑わされずに俺を信じてくれ"って事は
噂の内容は嘘だって意味でしょ。なのに＿＿
夜、また抜けた。
まさか、ね。
リヴァイに限ってそんなこと＿＿
する訳が、ない。
朝食を摂ろうと食堂へ向かう。
廊下にいる兵士達のヒソヒソ声が
嫌でも耳に入ってくる。
やっぱり噂はそんなすぐには消えてくれなくて。
「あ。浮気されてる人だ」
「Aだっけ？」
「そうそう… 」
前方の兵士達は私にお構い無く
普通に話をしている。
だから通りすぎても全部の内容が聞こえていた。
「確か、兵長
黒髪の女の人の所へ行ってたらしいよね」
「そう、噂だけどね。あの時、壇上に
兵長といたあのAって彼女とは
違ってるんだよね」
「うん。だって、ねぇ…その彼女と兵長って
今同じ部屋なんでしょ？ 兵長、他の違う部屋へ
入って女の人と会ってたって言うじゃん」
「……やっぱり浮気じゃない！？」
「だよね！ この前、全兵士に
ああ言ってたけど、全然つり合ってなかったし、
当然の結果なんじゃない？」
「確かに！！ でも、その女の人って
誰なんだろうね？ 羨ましい……
私も浮気相手になろうかなぁ」
「あんたじゃ無理だな」
「うわっ、酷いなぁ。
兵長、黒髪が好きって事でしょ？
染めれば可能性あるよ！」
黒髪…
メレナが浮かんだけど、違う…よ…ね。
＿＿＿＿
＿＿
Aが朝、目覚める少し前に
リヴァイは部屋を出て、早めに
会議する団長の部屋に向かっていた。
ノックをしてハンジの部屋に入る。
ハ「やあ、待ちくたびれたよ。リヴァイ」
いつも通りのハンジだが、陰りが射していた。
いや、違うとすれば、
眼鏡を外して頭に乗せている。
ハンジはぎゅっ、と拳を握りしめた。
ハ「…リヴァイ。歯くいしばる事を勧めるよ」
リ「あ？」
ガッ
リ「！！」
リヴァイの頬に鋭い痛みが走る。
不意討ちによろめきそうになる足を
踏みとどめ、殴ってきたハンジを睨んだ。
リ「……おい。どういうつもりだ」
ハ「どういうつもり？
それは、こっちのセリフだよリヴァイ！
昨日の夜……見たんだよ。
＿＿メレナの部屋に入っていくリヴァイを！」
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リヴァイLove - 続きが死ぬ程気になります！頑張って下さい (4月7日 19時) (
レス) id: 448a9aa88c (このIDを非表示/違反報告)
ああ - 続きがとっても気になります！更新頑張ってください！ (9月20日 22時) (レス) @page7 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - リヴァイかっこいい≧◇≦ (2022年8月15日 13時) (レス) @page6 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
風神真優(プロフ) - 疾風さん» ありがとうございます！気長にお待ち頂けると助かります！！ (2017年9月15日 9時) (レス) id: 8035d0e0f6 (このIDを非表示/違反報告)
疾風 - スクラー、この期に及んで一体なにを。続きが気になりますね！更新頑張って下さい！ (2017年9月15日 6時) (レス) id: cf150525ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：風神真優 | 作者ホームページ：http://id11.fm-p.jp/564/kazakamimayu/
作成日時：2017年2月4日 22時
