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*
食堂内にある調理室で、深夜、あたしはせっせとケーキを作っていた。
お菓子作りなんてホント久しぶり･･･
ユッタに料理を教え始めてからは、彼女にほとんど任せるようになって、最近は時々何か作るのを手伝うくらいだったもんな･･･
来月の本番で失敗しないように、この練習でちゃんとやっとかなきゃ･･･
「よし･･･う〜いいにおい」
スポンジケーキの部分は完成だ。
あとは生クリームでコーティング･･･この工程もきれいに仕上げるのはけっこう難しいんだよね。
先に作って冷やしておいた生クリームを、冷蔵室から取り出す。
それにしても暗くて作業しにくいな･･･
何本か立てたろうそくの光は、ゆらゆらと小さく揺れ、作業を進めるのに充分な光源には足りない。
でも仕方ない、内緒でサプライズするにはどうしてもこの時間じゃないとダメだもんな･･･
薄闇に溶け込むかのように、揺れる光の中であたしはただ静かにクリームをスポンジへ乗せていく。
リヴァイとの日々を、1つ1つ思い出しながら･･･
リ「何してる」
ビクゥッ！！
静寂の中に突然発せられた声に、あたしはあやうく、手にしているもの全てを落としそうになった。
「リヴァイ･･･」
あぁぁ････、一番見つかりたくない人に、見つかっちゃった･･･
*
3日前、テストの結果をリヴァイから告げられ、あたしは個別訓練を無事終了することができた。
リ「だが、体力の維持を必ず続けろ、それが条件だ」
「もちろん。みんなの何倍もがんばらなきゃいけない身体だって、わかってる」
リ「それと･･･ハンジから以前は夜に泳ぎに行っていたと聞いた。その予定はあるのか」
「うん、毎日じゃないけど、それも自主トレのメニューに入れるつもり」
リ「その時はつきあってやる。声をかけろ」
「え、いいよ、リヴァイも忙しいのに」
リ「連絡書類に目を通すことくらい、外でもできる。･･･湖は監視役がいる。また溺れでもしたらどうする」
リヴァイ･･･
「わかった」
あたしは、素直に受け入れた。
リヴァイの心づかいと、自分が嬉しいと思う気持ちの両方を。
その次の日から、あたしはリヴァイのもとを離れ、104期の仲間たちの訓練に合流することになった。
ただし、リヴァイ班と一緒に、指導補佐として。
エルドやペトラたちにつき、104期のメンバーたちを指導する側だ。
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ico(プロフ) - ユイさん» ユイさん！！ごめんなさい、コメントを頂いていた通知がなぜか来ていなくて、今初めて気づきました(>人<)凄く嬉しい事を言って下さっているのに…。リヴァイに惚れて下さったなんて、もうこんな幸せなことはありません。今後ともリヴァイをよろしくお願いします！ (2017年12月20日 10時) (
レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
ユイ - 進撃の巨人、あまり知らなかったんですがこれを読んで原作も見ようと思いました!それとリヴァイに惚れた (2017年11月23日 19時) (レス) id: 14b416d5bf (このIDを非表示/違反報告)
ico(プロフ) - さらさん» 一から読んで頂けてすごく嬉しいです！リヴァイへのお褒めの言葉、更新へのエール、ありがとうございます！絶対頑張ります！ (2017年11月16日 0時) (レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
さら - 今日この小説見つけて、一から読みました！リヴァイ格好いいです！最高です！更新頑張って下さい！ (2017年11月15日 16時) (レス) id: 2755443495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2017年11月7日 21時
