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*
……SIDE IS エレン……
････ﾄﾝ!
「わ･･･っ」
誰かと軽くぶつかった。
考え事をしながら歩いていて、あまり前を見ていなかった。
エ「すみません」
「いえ、こちらこ･･そ･･･エレン！」
わわッ！Aさんっ･･･
嬉しさと驚きが同時になって、体が硬直する。
久しぶりに間近でみるAさん･･･
頭に乗せたタオルの下、髪がぬれている。
Aさんが出てきたのはシャワー室か･･･
出てきてすぐのところにおれが通りがかって、ぶつかってしまったようだ。
エ「こんな時間に風呂ですか？」
「ううん、･･･足を温めてたの」
エ「足････？どうかしたんですか？」
「ちょっと痛めちゃって。運動不足が急に運動始めたもんだから･･･ダメだね、こんなんじゃ」
そう言って、Aさんは小さく笑う。
ぬれた髪のせいか、前と違った雰囲気におれはどぎまぎしてしまう。
エ「痛めたときって、冷やすのがいいんじゃ･･･」
「うん、でもね、足がつったときは温めるといいらしいよ。リヴァイってそんなことも知ってて、驚いちゃう」
『リヴァイ』･･････
「･･･あっ、リヴァイ兵士長、だった、ね」
兵長を呼び捨てにしたことへの違和感が、思わずおれの顔に出てしまったのか、Aさんは慌てて言い直した。
エ「いいんです、そこはもう兵長がそれでいいと思ってるならおれたちは全然･･･。それより心配ですね、足」
嘘だ。
いま自分の口から出た言葉が嘘だと、自分で分かる。
「大丈夫。エレンはもうお昼食べちゃった？」
エ「あ、さっき食べ終えました。でもまだみんな食堂にいますよ」
「そっか。今日はゆっくりお昼食べられそうなんだ。みんなと少し話してくるね、じゃ」
Aさんはあっさりと行ってしまった。
急だったから、話したいことが話せなかった････
いや･･･だから話したいことってなんだ。
よくわからない。
『リヴァイってそんなことも知ってて、驚いちゃう』
Aさんがそう言ったときの笑顔･･･
なんか、すげぇ嬉しそうな顔だった気がする。
いいなぁ･･･
そんな風に兵長との信頼を短期間で築けて･･･
兵長に、認められて･･･
･･･？
おれ･･･
自分より認められているAさんを、
急に現れたデキるAさんを、妬んでんのか･･･？
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ico(プロフ) - ユイさん» ユイさん！！ごめんなさい、コメントを頂いていた通知がなぜか来ていなくて、今初めて気づきました(>人<)凄く嬉しい事を言って下さっているのに…。リヴァイに惚れて下さったなんて、もうこんな幸せなことはありません。今後ともリヴァイをよろしくお願いします！ (2017年12月20日 10時) (
レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
ユイ - 進撃の巨人、あまり知らなかったんですがこれを読んで原作も見ようと思いました!それとリヴァイに惚れた (2017年11月23日 19時) (レス) id: 14b416d5bf (このIDを非表示/違反報告)
ico(プロフ) - さらさん» 一から読んで頂けてすごく嬉しいです！リヴァイへのお褒めの言葉、更新へのエール、ありがとうございます！絶対頑張ります！ (2017年11月16日 0時) (レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
さら - 今日この小説見つけて、一から読みました！リヴァイ格好いいです！最高です！更新頑張って下さい！ (2017年11月15日 16時) (レス) id: 2755443495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2017年11月7日 21時
