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……SIDE IS エルヴィン……
リ「あれだ。あれを運んでやがる」
耳を済ますと、その岩の動きに合わせてドーン、ドーンと地響きがする。
エ「あれで塞ぐ気か･･･！」
リ「だろうな」
エ「リヴァイ、それが成功すれば今トロスト区にいる巨人を閉じ込めることができる。ウォール・ローゼを死守できるだけだなく、犠牲を最小限にしてその後始末ができる」
リ「つまり？」
エ「何としてでも、あの巨人に穴を塞がせるんだ」
リ「了解した」
リヴァイが岩を持ち上げている巨人のほうへ向かおうとする。
待てよ･･･
何か違う･･･
リヴァイにはもっと重要な任務があるように感じる。
なんだ･･･
私の出す指示には『また賭けか』と
『賭ける』しかない時があることは確かだ。
だが、そういう時の指示にはいつも自分の直感を働かせてきた。
不思議なことにその直感は必ず役に立つ。
直感はいつも、今のように頭からではなく細胞から命ぜられる。
『待て』と。
エ「リヴァイ」
私は考えがまとまる前に呼び止めた。
リ「なんだ」
リヴァイは何かを感じ取ったような顔で私を見る。
エ「その訓練兵が、巨人から人間に戻るタイミングを逃すな。いつどこからどんな風に出てこようと、必ず保護しろ。訓練兵の援護は他の兵士たちに任せて、お前はそれだけに集中するんだ」
リ「エルヴィン、無茶を言うな。この状況の中でヤツを監視してろってのか」
何を言い出すんだ、と言いたいのがその態度から分かる。
リ「今この瞬間も命を投げ出して戦ってるヤツらがいる」
エ「だから、だ。彼らの死を無駄にしないために、その訓練兵を必ず守れ。わかるか･･･我々人類の道しるべ、それを守れと言っている」
リヴァイは数秒の沈黙のあと、
リ「わかった。お前の判断を信じよう」
そう言って、徐々にトロスト区の入り口へ近づいている巨人のほうへ向かって行った。
頼んだぞ、リヴァイ･･･
その巨人は、本当に『人類の希望』かもしれない･･･
Aが、マルレーンとともにここへ来たのは、その存在を我々に知らせるためだと言っていた･･･
ならば、私はそれを何に変えても守らねばならない。
場合によってはこの命ですら･･･
マルレーン、祈ってくれ･･･
我々の前に現れた巨人が、『人類の希望』であることを･･･
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ico(プロフ) - じゅりさん» リヴァイをお褒め下さりありがとうございます！！最初っから見て頂けてめっちゃ感激です！続きがんばりますね(^^)/ (2018年3月23日 18時) (
レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
じゅり(プロフ) - 最初っから見ました！！リヴァイがかっこよすぎてニヤニヤものですww続き楽しみにしてます！頑張ってください´`* (2018年3月22日 22時) (レス) id: 9e6c1be654 (このIDを非表示/違反報告)
ico(プロフ) - アルナさん» 嬉しいコメントをありがとうございます！楽しみにして下さって幸せです！がんばります！ (2018年3月6日 11時) (レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
アルナ - すごく面白いです！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2018年3月5日 22時) (レス) id: cf605af29c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2018年3月3日 15時
