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*
地面に体を打ちつけた衝撃で閉じた目を開くと、目の前に巨人がいた。
あたしを抱えていたリヴァイがサッと立ち上がる。
リ「A、馬を保護しろ」
ｼｬｯ
指示を出しながら素早くブレードを抜き、リヴァイが巨人と
リ「知ってたか。オレの前でコイツを傷つけることなんざ･･･」
ｼｭｯ･･･
ﾀﾝ!
アンカーを飛ばしてリヴァイが舞い上がる。
あっという間に巨人よりも高いところまで跳び、
リ「絶対できねぇんだよッ！！」
叫びながら両手を開いて構えたブレードを巨人のうなじへ落とし込んだ。
体を回転させてうなじを削ぎ落とすと、今度はあたしの目の前へと彼が来る。
リ「何をボサッとしてる。しっかりしろ」
「あ･･･」
巨人の返り血のついたリヴァイを見ても、言葉がうまく出せない。
リ「ウォール・ローゼはまだ突破されてない」
「！」
リ「お前を追う途中で駐屯兵団の奴らに会った。今ここはとんでもねぇ作戦の真っ最中だ」
とんでもない作戦･･･？
リ「とにかくここは離れねぇと･･･一刻を争う事態だ」
あたしはさっきいた瓦礫を振り返る。
リ「フォルカーを
「取り返す･･･」
リ「あぁ。いいか、頭の中を整理して聞け。エレンが、巨人になってあの穴を塞ぐ。それが今実行されてる作戦だ」
･････今、なんて･･･
「エレンが･･･？」
エレンが巨人･･･？
リ「今は理解など出来なくていい。とにかく、ヤツを守れ。駐屯兵と訓練兵の奴らが必死こいてやってるが、入ってくる巨人を止めねぇ限り全員死んじまう」
全員･･･
あたしたちは、全滅する･･･てこと･･･？
リ「A、聞け。お前の言ってる『人類の希望』だという巨人がエレンという確証はない。だがアイツは、身をはってとにかくやれることをやってる」
また、涙が溢れた。
「･･うん･････」
希望かも･･･しれない。
エレンが･･･
そのかすかな希望が、あたしがマーレから来た意味を色濃くしていく。
リ「ヤツを守りきれば、未来を守れる。今はそれに賭けるしかねぇ。先にオレたちを行かせたあいつらの働きも、無駄にするな」
そう言われ、ハッとする。
エルヴィン･･
リヴァイ班のみんな･･･
ｶｼｬ･･･
あたしは、ブレードに手をかけた。
*
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ico(プロフ) - じゅりさん» リヴァイをお褒め下さりありがとうございます！！最初っから見て頂けてめっちゃ感激です！続きがんばりますね(^^)/ (2018年3月23日 18時) (
レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
じゅり(プロフ) - 最初っから見ました！！リヴァイがかっこよすぎてニヤニヤものですww続き楽しみにしてます！頑張ってください´`* (2018年3月22日 22時) (レス) id: 9e6c1be654 (このIDを非表示/違反報告)
ico(プロフ) - アルナさん» 嬉しいコメントをありがとうございます！楽しみにして下さって幸せです！がんばります！ (2018年3月6日 11時) (レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
アルナ - すごく面白いです！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2018年3月5日 22時) (レス) id: cf605af29c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2018年3月3日 15時
