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*
……SIDE IS リヴァイ……
腕の中のAをゆっくりと引き離し、瞳にかかる前髪をかきあげてやる。
一瞬目を細めて、Aはオレが何か言おうとしているのを待つ。
リ「あの国へは、二度と戻るな」
Aの揺れた瞳が何を感じたのかはわからない。
どんな仕打ちを受けたにせよ、肉親と過ごした大切な場所には変わりない。
それは自分の意志とは別のところにある事実だ。
だがそんなことは百も承知で言っている。
「そうだね･･･」
自嘲を含んだ笑みで、Aは答える。
力強い答えは、返って来ない。
やはり愛を伝えようなどとは、考えないほうがいいのか。
「リヴァイ･･･」
軽く目を伏せて、Aがオレの首へ腕を回しながら言う。
「あっちで話そう･･･」
Aはオレの後ろに視線を投げた。
「少し寒いから･･･暖めて･･･」
オレの不器用さをわかってか
『言葉じゃなくてもいいよ･･･』
そう言っているように聞こえたオレは、Aの体を抱き上げてベッドへ運んだ。
ｷﾞｼ･･･
ベッドに横たえたAの顔の横に手をつき、オレは言葉の代わりにその目を見つめた。
「あたし･･･リヴァイと一緒だったら･･･何もこわくないよ」
満足げにそう言って、Aは唐突に服を脱ぎだした。
リ「おい･･･何して･･」
「お願い。暖めて」
脱いだ服を胸元で抱きしめる。
Aのその仕草がいじらしすぎて、オレは戸惑った。
リ「急にそんな格好になるな。また発作が出るだろうが」
「リヴァイとこうしてる時に発作なんて出たことない」
確かに･･･
オレは返す言葉を失った。
おとなしく白旗を振るか･･･
抗ったところで、オレの中にあるお前を欲する衝動を消し去ることなどできやしねぇ。
リ「ったく･････。オレを狂わせるのもほどほどにしろ･･･」
言いながら、オレはAが胸の上で握りしめている衣服を抜き取った。
朝の光を浴び、白く輝くなめらかな肌。
オレは静かに、その美しい身体のあちこちに口づけていった。
どれだけ時間がオレたちを裂いても、どれだけ足りない言葉があっても、Aとなら築いていけると、オレは思っている。
信じていなかった永遠の絆。
そして･･･
答えの出ない愛ってやつも･････
*
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ico(プロフ) - じゅりさん» リヴァイをお褒め下さりありがとうございます！！最初っから見て頂けてめっちゃ感激です！続きがんばりますね(^^)/ (2018年3月23日 18時) (
レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
じゅり(プロフ) - 最初っから見ました！！リヴァイがかっこよすぎてニヤニヤものですww続き楽しみにしてます！頑張ってください´`* (2018年3月22日 22時) (レス) id: 9e6c1be654 (このIDを非表示/違反報告)
ico(プロフ) - アルナさん» 嬉しいコメントをありがとうございます！楽しみにして下さって幸せです！がんばります！ (2018年3月6日 11時) (レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
アルナ - すごく面白いです！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2018年3月5日 22時) (レス) id: cf605af29c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2018年3月3日 15時
