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……SIDE IS ハンジ……
「ミタビも、イアンも･･･、命を
カラカラに渇いた喉から発せられる、かすれたAの声･･･
激しい戦いの中、声の限りに叫んで仲間を救おうとし、巨人を倒そうと奮闘していたのだろう。
ハ「･･･それは･･･････」
"命を賭して･･･"
それはつまり･･･彼らの死を、意味するということか･･･
Aは悲しみの色を強くした目でそれを訴える。
そうか･･･
目の前で、彼らの壮絶な勇姿を見たのだろう。
その目に滲む悲壮はそれか･･･
「そして･･･あたしを守ってくれた人も･･･ここで眠りについた」
Aを守った･･･？
よく見ると、屈み込むAのすぐ前にある瓦礫の下に、1人の老人が横たわっているのが見えた。
ハ「彼は･･･？」
「あたしが兵団に戻った大雨の日･･･リヴァイと2人、雨宿りさせてもらった時の･･･恩人なの･･･」
ハ「恩人？」
「あたしの持病が、気温差による喘息だってことはもう知ってるよね･･･その日、雨に濡れた体が冷えて、あたしは発作を起こした」
ハ「彼が、助けてくれたのか」
Aは静かに頷く。
「その時は、まだリヴァイに病気のことを言ってなかった。言ったら、兵団に戻してくれなくなるって思ったから･･･」
柔らかな表情で眠る老人に視線を落とし、Aは続けた。
「フォルカーさんは、詳しく聞くことなくあたしの事情を
ハ「そうだったのか･･･」
Aの胸中に共感し始めると、街の中に響く巨人と兵士たちの戦闘が遠く感じた。
だがAも分かってはいるはずだ、あまり長くはここにいられないと。
頭では理解しているのに、ここを立ち去れないでいる。
それは、彼をこのままにして行けば彼女の心もここに置き去りになること、心を置き去りにすることがどれほど自分に
その空虚がこわくて･･･動けないんだ。
「フォルカーさんがいなかったら、あたしは兵団に戻れていたかわからない。････こんなに優しい人がなんで･･･」
言葉の先を、Aは言わなかった。
『なんで死ななきゃならないの』
そう言いたいのだろうと推測する。
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ico(プロフ) - じゅりさん» リヴァイをお褒め下さりありがとうございます！！最初っから見て頂けてめっちゃ感激です！続きがんばりますね(^^)/ (2018年3月23日 18時) (
レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
じゅり(プロフ) - 最初っから見ました！！リヴァイがかっこよすぎてニヤニヤものですww続き楽しみにしてます！頑張ってください´`* (2018年3月22日 22時) (レス) id: 9e6c1be654 (このIDを非表示/違反報告)
ico(プロフ) - アルナさん» 嬉しいコメントをありがとうございます！楽しみにして下さって幸せです！がんばります！ (2018年3月6日 11時) (レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
アルナ - すごく面白いです！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2018年3月5日 22時) (レス) id: cf605af29c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2018年3月3日 15時
