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リ「さっきまで、もうダメだと思ってた･･･」
「戻りが遅くなってごめん、調査兵団がもう戻るよ」
リ「そうか･･･だけど、ここまででかなり兵を亡くした･･･。あの巨人が、作戦が始まってすぐに使い物にならなくなって」
「エレンが巨人化して、あの岩で穴を塞ぐ作戦なら聞いてる。なんで･･･」
リ「エレンはまだ、巨人化する能力を完全にはコントロールできないんだ。さっき、ミカサを攻撃しようとした」
ミカサを･･･
リ「勢い余って自分を殴ってしまったために、動けなくなっていたんだ。だけど、今、急に･･･」
そう言ってリコは、先ほどまで見つめていたエレンを見た。
ｽﾞｼﾝ･･･
ｽﾞｼﾝ･･･
確実に一歩ずつ、エレンは岩を運んでいる。
ｽﾞｼﾝ･･･
ｽﾞｼﾝ･･･
リ「彼を死守しなきゃ･･･」
「班の他のメンバーは？」
あたしの問いにリコが左手を伸ばして言う。
リ「イアンとミカサがそこにいる。ミタビもエレンを守ろうと
「ミカサ･･･？」
リ「あぁ、イアンが彼女を精鋭班に加入させた。非常事態の処置として」
そういうことか。
リコの左手が伸びた方には、確かにイアンが立っていた。
そのかたわらに、赤いマフラーを巻いたミカサの姿がある。
エレンを守るという使命に荷担できるなら、彼女はいつも以上に本領を発揮できるに違いない。
イアンはそこまでは知らないだろうけど、いい判断をしてくれた。
イ「A･･･！」
イアンがあたしに気づいて発した声に、ミカサが反応する。
ミ「Aさん･･･！エレンが･･･エレンが岩を運んでるんです！」
「聞いてる！エレンを援護する！調査兵団も、じき戻る！」
そう言ってあたしは穴を振り返る。
大きくあいた穴からは、巨人がぞくぞくと侵入していた。
「･･･イアン！扉からまた巨人が入ってきてる！皆に指示を！」
今の状況を一番把握しているのは、作戦を初めから遂行している彼らだ。
あたしには、この作戦に費やされた兵力が、どれだけ消耗しているのかわからない。
彼らにこの場の判断を委ねたピクシス司令の意に添うのが賢明だ。
イ「一旦下がるぞ!! エレンの状況に応じて判断する!!」
ｽﾞｼﾝ･･････ｽﾞｼﾝ･･･
エレンが少しずつ扉へと近づくたび、その音が大きく響いてあたしたちの目を釘付けにする。
ミ「エレン･･･」
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ico(プロフ) - じゅりさん» リヴァイをお褒め下さりありがとうございます！！最初っから見て頂けてめっちゃ感激です！続きがんばりますね(^^)/ (2018年3月23日 18時) (
レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
じゅり(プロフ) - 最初っから見ました！！リヴァイがかっこよすぎてニヤニヤものですww続き楽しみにしてます！頑張ってください´`* (2018年3月22日 22時) (レス) id: 9e6c1be654 (このIDを非表示/違反報告)
ico(プロフ) - アルナさん» 嬉しいコメントをありがとうございます！楽しみにして下さって幸せです！がんばります！ (2018年3月6日 11時) (レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
アルナ - すごく面白いです！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2018年3月5日 22時) (レス) id: cf605af29c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2018年3月3日 15時
