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*
「リヴァイ！」
走りながらその背中に聞く。
「ウォール・ローゼは･･････」
顔半分をこちらへ向けてリヴァイが答える。
リ「もう少し走ってみねぇとわからねぇな。そのままついて来い！」
トロスト区の街には、巨人から出る蒸気があちこちでのろしを上げていた。
次々に入ってくる巨人に、駐屯兵団の兵士たちが懸命に応戦しているのだろう。
訓練兵の皆も･･･
そう考えながらリヴァイの後を追って馬を走らせていた時だった。
1人の民間人が、
「リヴァイ待って！」
リ「なんだ！」
「人が！民間人がいる！」
一瞬だったけど、その人が動いたように見えた。
リ「何･･･!?」
「多分まだ生きてる！」
あたしはそこまで伝えると、手綱を大きく旋回させながら引き、来た道を引き返した。
リ「Aッ」
後ろから追いかけてくるリヴァイの声に答えず瓦礫の方へ戻る。
あれは･･･どこかで見たことのある
イヤな予感がした。
だけど見過ごすことは出来ない･･･
気付かなかったフリをしたら、すごく後悔する。
なぜかそんな気がして、あたしはリヴァイの声にも振り向かず、馬を走らせていた。
「！」
少し戻るとさっきの瓦礫が見えた。
すぐに馬から下り、その人の埋まっている所へ走る。
あれは･･･ッ！
「フォルカーさんッ！！」
あの、雨の日･･･
あたしが調査兵団へ戻って来た日･･･
大雨に降られたリヴァイとあたしを、優しく迎え入れて雨宿りさせてくれた人･･･
なんでここに･･･ッ
あたしは瓦礫の山までたどり着き、その下に埋もれて目を閉じているその人に声をかける。
「フォルカーさん･･･？」
その人の目蓋が、震えながら少しずつ開かれる。
フ「･･･誰･･･かの･･･？」
見えてないの･･･？
目は開いているのに、その瞳は宙をさ迷うように揺れ動く。
「Aです！リヴァイと、雨宿りさせて頂いた･･」
フォルカーさんの目の動きが、
「娘さんの喘息の薬を下さったお礼をしなきゃと思ってました」
フ「･･ぉぉ･･･」
「リヴァイに、預けて下さいましたね」
フ「A･･さん･･･」
あたしの名を呼んで、フォルカーさんの表情が安心したような面持ちになる。
「なぜここに･･･」
*
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ico(プロフ) - じゅりさん» リヴァイをお褒め下さりありがとうございます！！最初っから見て頂けてめっちゃ感激です！続きがんばりますね(^^)/ (2018年3月23日 18時) (
レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
じゅり(プロフ) - 最初っから見ました！！リヴァイがかっこよすぎてニヤニヤものですww続き楽しみにしてます！頑張ってください´`* (2018年3月22日 22時) (レス) id: 9e6c1be654 (このIDを非表示/違反報告)
ico(プロフ) - アルナさん» 嬉しいコメントをありがとうございます！楽しみにして下さって幸せです！がんばります！ (2018年3月6日 11時) (レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
アルナ - すごく面白いです！続き楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2018年3月5日 22時) (レス) id: cf605af29c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2018年3月3日 15時
