同期の子供に転生しちゃった☆【推しの子】 (ページ16)

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15「幸せな生活」ページ16

朝起きると、隣にルビーとアクアはいなかった

欠伸をしてからベッドから起き上がると、枕元に手紙があった

『こんな事ある…？』

そう口に出しながらも手紙をゆっくり開く

《ローズへ
　これを見たってことは起きてるんだよね？おはよう！
　ローズはさ、前世とか信じる？
　ローズが、元々B小町だった月野Aに似てて、なんとなく。
　もし、前世とか記憶あったりしたら、いつでもいいから話してほしい。
　待ってるから
　アイより。》

アイ…？

私の正体に、気づいてる？

でも、この時点で私がAだということを明かしてしまうと…きっと、きっと…

この幸せな生活が壊れる

せっかく幸せを取り戻せたのに…

アイは私がAだと知ったらどうするのかな

私は、まだこの生活が壊れてほしくない

だから、まだ、言わない

少し重たい足を動かしてベッドから降りる

リビングに行くと、みんなもう起きていた

『おはよう』

「おはよ」
「おはよう！」
「おはよ！ローズ！」

一言挨拶するだけでこんなにも空気が賑やかになる

別に、この4人でこれからもずっと、生きていければ、いいのに