志操堅固な彼女【完】 (ページ2)

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「A！今日サークルの飲み会の日だよね？時間何時からとか知ってる？」

『あ、大我くん。19時半だよ、場所分かる？』

「分かんない！ジェシーも樹も分かんないって。だから一緒に行こ？」

『…私、行く気なかったんだけど。行っても顔だけ出す程度にしようかなって。』

「えー、またなの？いっつもじゃん！帰りもササっと帰るしさ！一緒に最初から行こうよ、ね？」

『……分かった。ジュンナも連れてくから駅で待ち合わせしよ。19時15分に駅の噴水ね。』

「ありがとー！また後でね？」

あぁ、王子様みたいなキラキラした笑顔だ。
だから多少わがまま言われても許してしまう、可愛くて。

私が入ってるサークルは、
活動実績がなくてラクそうだから入ったのに何故か、途中から三大イケメンも入ってきた。

そしたら増える増えるサークル人数も
飲み会と言う名のサークル内、合コンも。

出来れば行きたくないけど、ジュンナに
ちゃんと行ってるって形だけ残れば遅れようが早退しようが誰も何も言ってこないんじゃない？
って天才的なアドバイスをもらってからは、1時間ほど参加して帰るって言うのを繰り返してた。

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