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『私さ、優吾の仕事は理解してるつもりだよ。』
「それはもちろん。俺も分かってるし、Aには感謝してる。」
『優吾の交友関係にも口出しするつもりもなかったの。』
「…ぅん、」
『もう少し私にかける時間を増やして欲しいって思うのはわがままなのかな…、』
「…………、」
そこで黙るのはずるくない?
なんて思うけど多分、何がお互いにとって良い案なのか色々考えているんだろう。
『…優吾も私も良い歳したアラサーなんだよ。周りは結婚したり子供産んだりそう言う年齢なの。でも今はそれが無理なのはちゃんと分かってるから違う形で優吾から安心感を与えて欲しかった。』
「…安心感って、?」
『遠い未来の口約束なんていらないの。今の私を安心させて欲しい。………優吾は私のことちゃんと好き?』
「じゃないと一緒に居ないよ。ごめん、俺 Aの優しさに甘えてた。」
『…こう言う場面はちゃんと好きって言うのが相場なの!』
「え、あ、ごめん…好きだよ。ちゃんとAが好き。ごめんな、不安にさせて…。」
『ううん、分かってくれたんならそれで良い。…はぁ、別れ話になっちゃうかと思ってたから一気に気が抜けたよ(笑)』
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まかな(プロフ) - rさん» ありがとうございます!!待ってて頂けてたことが何より嬉しいです(ToT) (2022年2月16日 10時) (レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
r - まかなさんの新作…待ってました…もう私この事実だけで泣けますはいほんとに大好きです!、! (2022年2月16日 8時) (レス) @page4 id: 2916cf5840 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まかな | 作成日時:2022年2月15日 23時