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森本side
泣きながらぎゅっと抱きつく彼女を片手でトントンとあやしつつ、阿部ちゃんと仲良さそうに話す白雪姫の彼氏さん。
阿部ちゃんと知り合い…？
翔太「阿部、連絡サンキューな。」
阿部「いやいや、担任の仕事だから。それよりもこいつら褒めてやって。Aちゃん助けたのこの子達だから。」
うちの学校で白雪姫と呼ばれている彼女は、いつも誰かしらが付き人のようにいるから誰も声をかけられない。
入学式、いや入試の時点で目をつけていた奴らも毎日車で送り迎えしている彼氏には勝てないと悟り遠目から見ているだけだった。
かくいう俺もその1人で、かっこよく助けたまでは良かったけど彼氏の登場にはやはり勝てなかったらしい。
彼氏を見つけるとじわじわと目元を潤ませ、抱きついた瞬間こぼれ落ちた白雪姫の涙に軽くショックを受けた。
さっきまであんなに泣くの我慢してたのに…。
翔太「…君ら名前は？」
ジェシー「ジェシーって言います、」
田中「田中樹です。」
「…森本慎太郎です。」
翔太「おっけ、覚えた。ジェシーに樹に慎太郎ね。Aを助けてくれてありがとう。本当に感謝してる。」
白雪姫を抱きしめたまま頭を下げる彼氏の翔太さん。
「…いや、当然のことしたまでなんで、」
翔太「A、お前 ちゃんと3人にお礼言った？」
首をふるふると横に振る白雪姫。
ただただそれだけで可愛いと思うのは惚れた弱みだろう。
翔太「言える？お礼、」
彼氏さんから少し離れて俺たち3人を見上げる。
まだ少し涙が目に溜まっていて、真っ赤になった目尻や鼻ですら愛おしく思う。
『も…、森本くん、ルイスくん、田中くんありがとう、』
「い、いや！全然！ほんと気にしないで！何もないのが1番だけどまた何かあったらすぐ助けるから！、」
『ふふ、ありがとう、』
今日初めて、白雪姫の笑顔が見れた。
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まかな(プロフ) - じゅさん» ありがとうございます！他の作品も読み返していただけてるなんてとても嬉しいです(TT) (2021年12月28日 14時) (
レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
じゅ(プロフ) - 体調が安定しない中、更新ありがとうございました！他の作品も定期的に読み返して、とっても楽しませてもらってます！ (2021年12月28日 11時) (レス) @page38 id: fc4aecf63b (このIDを非表示/違反報告)
まかな(プロフ) - 麗さん» ありがとうございます！ (2021年12月28日 9時) (レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 完結おめでとうございます！とても素敵なお話ありがとうございましたm(*_ _)m (2021年12月28日 4時) (レス) @page38 id: bb91016ec0 (このIDを非表示/違反報告)
まかな(プロフ) - もいるさん» ありがとうございます！楽しんでもらえるように頑張ります！ (2021年7月31日 5時) (レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかな
| 作成日時：2021年7月30日 10時
