ことばのチカラ ２【完】

おまけ1-1 ページ46

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慎太郎くんとお付き合いすることになったあと、
私の狭いシングルベッドに並んで寝ることになった。





「俺もシングルに買い替えようかな〜。」


『え、なんで？あのベッドふかふかで気持ちよかったのに。』


「だって、小さかったらこうやってくっつけんじゃーん！」






なんてぎゅーっと抱きしめてくる慎太郎くん。
ほんと心臓に悪いから程々にして欲しい。





『……いちゃいちゃするの好きじゃないって情報しか知らなかった…、』


「まぁ、基本いちゃつくの好きじゃないけど。」






じゃぁこれはなんなの？スキンシップ？
なんて思ってたら微かに聞こえるマナーモードの音。






「なんか鳴ってない？」


『スマホ？あっ、私まだ電源切ったままだ。慎太郎くんのじゃない？』


「待って、まだ切ってんの？今すぐに電源を入れなさい。」





抱きしめていた腕をほどいてそう言うから
起き上がってリビングのテーブルに放り投げていた
スマホに電源を入れ、ついでに慎太郎くんのスマホを手に取る。





『登録されてない番号だけど…、』


「え？あっ！ヨシキくんかも！！！やばっ、」




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