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ビクッと肩をすくめながら振り返るとそこにいたのは、会いたくて、触れたくて、たまらなかった彼だった。
「え、あっ…ごめん。さっきのは君を呼んだわけじゃなくて…、知り合いに見えて。ごめんね？」
『いえ…、全然…。あの、お久しぶりです、田中さん…。』
「田中さん、ね。さっき樹くんって言ってなかった？」
『え？いや…ご本人を目の前に図々しく呼べませんよ(笑)』
「ﾊﾊ、呼べば良いのに。気にしないよ？さっきみたいに呼んでよ。…じゅりくんって、…お願い。」
『………じゅり、くん。』
「なぁに、A。」
返事をしてくれた樹くんは
昔と変わらないクシャっとした笑顔だった。
一瞬、懐かしくて泣きそうになった。
「………………って、ごめん…、」
謝らないで…、そんな顔しないで…。
私もわがまま言っていいかな。
『…あの、私のことAってもう一度呼んでもらっていいですか？』
「………A…、」
『なぁに？じゅりくん。』
だいすき、じゅりくん。
会いたかったったよ、じゅりくん。
「っっっ、……ごめん、いきなりだけどすごく変なこと聞いて良い？」
一瞬、顔を歪ませた樹くんだったけどすぐ顔を引き締め質問をしてきた。
『なんですか？』
「俺のこと好きなの？」
『ﾌﾌ、とってもいきなりですね。はい、大好きですよ？昔から、ずっと…。』
「昔から…ずっと…。そっか…。あともう一つ気持ち悪いこと聞いて良いかな。」
『ﾌﾌ、はい。どうぞ？』
「君は、"A"なの？」
『………どっちのですか？』
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まかな(プロフ) - 雲さん» ありがとうございます！！続編も楽しんで頂けたでしょうか？(o^^o) (2022年7月24日 18時) (
レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
雲 - はじめまして。本当に素敵なお話で、途中から何度も涙が止まらなかったです。続編のおまけも今から読みます。楽しみです！ (2022年7月23日 10時) (レス) @page50 id: 240166d0f7 (このIDを非表示/違反報告)
まかな(プロフ) - まなさん» え、めちゃくちゃ嬉しいです(ToT)見つけて頂いてありがとうございます！ (2022年6月10日 13時) (レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
まな - 私このお話を前に読んでめちゃくちゃ大好きだったんですけど、題名も作者様も忘れちゃって、、偶然見つけて嬉しすぎてコメントしちゃいました( •̥ ˍ •̥ )( •̥ ˍ •̥ ) (2022年6月9日 23時) (レス) @page1 id: f810800564 (このIDを非表示/違反報告)
まかな(プロフ) - ゆーみんさん» ありがとうございます(;o;) 頑張ります！！ (2020年12月2日 13時) (レス) id: 4fca202c8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかな
| 作成日時：2020年10月28日 22時
