神の御加護の元【完】 (ページ26)

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あれから2ヶ月が経ち、
周りのみんなもほぼ内定が決まり前までのピリピリした独特の雰囲気が無くなってきた。

「そういやぁさ、うちに遊びにおいでって母さんが。」

『え、なんで？』

「知らない、なんか会ってみたいんだって。」

『……怖いんだけど、』

「なんでよ(笑) まぁいっつも俺がお世話になってるからって言ってたよ。夜ご飯でも食べにおいでって。」

『えぇ…、何着てこう。』

「この前買った、パステルピンクのスカートは？ちょっとヒラヒラしてるやつ。あれ俺好きだよ。」

『あぁ、あれ保護者ウケも良さそうだからそれにしようかな。』

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なんて話していた3日後、大我の家にお邪魔している私。

『…お呼ばれするのもう少し先だと思ってたんだけど。』

「父さんの都合のつく日が今日くらいしかなかったみたい。」

『え、ちょっと待って、社長いるの？』

「あれ？言ってなかったっけ？」

なんて言う大我は確信犯で、嘘がつけないってほんとこう言うところだ。

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