神の御加護の元【完】 (ページ25)

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2週間後、ポストに届いたのはSixTONES COMPANYからの合否通知。

見なくても落ちたの分かってるから放置しておいたら、大我が勝手に開けてた。

『ねぇ、人の郵便物開けるのって犯罪だからね？』

なんて呆れながら言う。

「え、A落ちたとか言いながら受かってんじゃん。」

『は？嘘でしょ？ありえない。』

大我の横から通知書を見ると、

"面接審査の結果、採用する運びとなりました"

と書いてあり目を見開く。

『え、なんで？大我なんか言った？』

「俺がそんなことすると思う？」

『…何気にシビアだからしそうにない。』

「良く分かってんじゃん、俺のこと。」

『え…、でも信じられないんだけど。本当にやらかしたんだよ私。』

「ねぇ、なにがあったかそそろそろ教えてよ。」

観念して面接中にあったことを全て大我に話す。

『…だから、途中退室してるし合格するとか意味が分からない。大我の会社大丈夫…？』

「アッハッハ！そりゃ落ちると思うわ(笑) 父さんもなんでそんな嫌な質問の仕方したんだろ。」

『分かんないよ…、社長とは中々会う機会ないだろうけど人事の面接官の方は絶対会うよね…。気まずい。』

「あ、他にも内定もらってるのにうちに来てくれるんだ。」

『SixTONES COMPANY蹴ったらバチが当たるよ。』

「ふふ、うん。そういうことにしとくよ。」

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