神の御加護の元【完】 (ページ17)

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次、会ったときちゃんと自分の気持ち伝えよう。

なんて思っていたら、
神様はなんて意地悪なんだろう。

確かあれは、大我と同じサークルの女の子だったと思う。

その子の腰に手を当ててエスコートし、
大我の車の助手席に乗せていた。

………何か理由があるのかもしれない。
それでもさっきの光景は脳裏に焼き付いて離れない。

でも曲がりなりにも彼女が居るのに他の女の子を助手席に乗せる？腰に手を当てる必要ある？

…完全なる嫉妬だ。

とりあえず冷静にならないと。
目を瞑って深呼吸を繰り返す。

…ダメだ、結構ダメージでかい。

こういう時、アカリならどうするんだろう。

考えなくてもわかる。
…あの子は彼氏にはとことん甘えん坊だ。
可愛く嫉妬したことを伝えれそう。

私には、可愛くなんて無理だけど
素直に伝えることはでるかもしれない。

嫉妬したよ、

嫌だったよ、

好きだよ。

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