おまけ1-1 ページ22
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大我と付き合いはじめて2年、そろそろ就活の時期で周りもピリピリしてきた。
そんな私も何かしたいことがあるわけでもなく、少し焦っていた。
アカリ「この時期になって常々思う、Aみたいにちゃんと1年のときからしっかり資格取っとくべきだったー。」
ジェシー「Aちゃんなんか資格持ってるの？」
アカリ「Aすごい持ってるよ、2年になる前には秘書検定準1級とってたしね。他にもTOEICも800点以上取ってたり凄いよ。」
「やりたいことが見つからなかっただけ。何していいか分からなくてとりあえず就活に有利な資格ばっかり取ってただけだよ。」
アカリ「それさえも気づかず遊び呆けていた私って…、、」
「でもアカリはやりたいことがちゃんと明確にできたじゃん、この大学生活の中で。私は何もないから焦ってるよ…逆に。」
それまで私たちの話を何も言わずに聞いてた大我が口を開いた。
「ならさ、うちの会社受けてみれば？俺、人事のこと分かんないし関わってないから受かるかはわかんないけど。力試しでさ、そしら自信もつくじゃん。」
『私がSixTONES COMPANYをうけるの…？』
「うん、なにも行動しないよりは良いんじゃない？受ける受けないって決めるだけでも前に進めるでしょ？それだけで自分がどの道に進みたいのかひとつ選択肢が増えるか減るかするわけだから。」
大我の言う その言葉に妙に納得した。
倍率の高いSixTONES COMPANYを受けることに少しだけ抵抗はあったけれど、業務内容や社風を調べるうちに興味が出てきた。
『大我、わたしSixTONES COMPANY受けてみるね。』
2人でまったりと部屋で過ごしている時にそう伝えると一瞬目を見開きにっこりと笑って
「頑張ってね。」と言ってくれた。
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作者名：まかな
| 作成日時：2020年10月21日 6時
