HERO【完】 (ページ8)

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「えっ、なんで北斗とAちゃん一緒に居んの。」

後ろから聞こえた声に私もほっくんも振り向く。

「あ、樹。昨日Aと一緒にバス待っててくれたらしいな、サンキュー。」

「いや、なんで北斗がお礼言うんだよ。」

不思議そうにチラッと私を見るじゅったん先輩。

『おはようございます、えっと、ほっくんとは昔から仲良くて…、』

「はぁ？俺らがAちゃんのこと可愛いって盛り上がってるとき1人だけシラけた顔してただろうが。」

「別にシラけた顔してたわけじゃねぇよ、Aは顔だけじゃねぇのになぁって思ってただけ。」

「そん時言えよ、知り合いって！」

「Aとお前が関わることないならその方が良いと思ってたから。関わってしまったんなら、それはもうしょうがないけど。でもAはダメ。特に樹みたいなチャランポランな奴は絶対ダメ。」

……なんか今日ほっくん優しい通りこして甘いんだけど。

『ほっくん、私先行こうか？』

「あ、わりぃ。樹ほっといて良いから行こ。」

おぉい！そういうのやめれる？なんて、
ツッコミいれててほんとに仲良し。

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