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「A…、俺にキスされたの泣くほど嫌だった？」
ほっくんにそんなこと聞かれると思ってなくて、ビックリして顔を上げる。
「もうこれ以上嫌われることないと思うから、ちゃんと話したい。」
私がほっくんのこと嫌いになるわけないのに…。
コクンと頷くと安心したように話し始めた。
「俺、ずいぶん昔からAを女として見てる。だからさっき可愛なと思ったら思わずキスしちゃって…、Aも俺のこと好きなのかなとか勘違いしてたから……まさかあんなに泣くとは思ってなくて、ほんとごめん。」
『……ほっくんはキスしたことを私に謝ったわけじゃないの？』
「いや…、それに対しても謝ったけど勝手に許可なく、してごめん…みたいな。」
『私が好きだからキスしたの？』
「……そう。俺、Aが好きだよ。昔からずっと。」
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作者名：まかな
| 作成日時：2020年10月20日 7時
