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そんなほっくんに初めて彼女ができたのは、私が知る限り中学2年生の時。
小学6年生の私は女の子と手を繋いで歩いているほっくんを見て、ほっくんはもう私じゃなくて違う女の子を守るんだと思ったら涙が止まらなかったのを今でも覚えてる。
それでもほっくんが好きで、ほっくんが見ている景色を私も見たくて高校まで追いかけた。
頑張って勉強し、なんと首席合格。
新入生代表の挨拶をするために教壇に上がったとき、在校生席にいるほっくんをすぐ見つけた。
そのときのほっくんのびっくりした顔は一生忘れられないと思う。
「…… … …！A、そろそろ帰んないと暗くなるよ？」
『あ、ほんとだ。カナコ、今日買ったお洋服とアクセサリー着けて彼氏さんとのデート楽しんでね。』
「うん、付き合ってくれてありがと！また来週ね！」
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作者名：まかな
| 作成日時：2020年10月20日 7時
