続・オカンと7人の息子達。2 (ページ12)

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「だって、たぁくん

座って食べるんも、

ダイニングまで歩くんもしんどいやろ?」

忠義「やったら、抱っこ!」

裕「小5を抱っこは無理やわ」

風邪のせいか、いつもより

何倍も甘えたさんのたぁくんに、

オカンは完敗。

信ちゃんに抱っこしたってと告げる。

信ちゃんは

なんやかんや言って、

末っ子たぁくんに甘いので

"あいあい"と返事をして

たぁくんを抱っこする。

裕「すごいなぁ、たぁくんデカイから

中学生を大人が

赤ん坊抱きしとるみたいやわ。」

「にしても信ちゃん流石やな。

軽々やんか。」

信ちゃんに抱っこされるたぁくんは

熱が高いからだるいんだろう、

信ちゃんの肩でだらんとしている。

「たぁくん、みんなに伝染ったらアカンから

リビングのソファに寝転がっときな」

忠義「1人イヤや、オカンおってやぁ」

もう、第三期反抗期かと言いたいくらいに

何を言っても"イヤイヤ"なたぁくん。

まぁ、しょうがないか……

風邪の時は普段の何倍も人寂しなるし。

「うん、オカンおるから。

ソファで寝れる?」

忠義「ぅんっ!

オカンおってくれるなら寝れる!」

今のたぁくんは

ちょっと大きな３歳児だ。

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