one hundred-six ページ19
ゾロside
Aの先生が、Aの目の前で苦痛を味わっている。逃げ出せない状況
こっちから下手に手を出したら確実に先生は死ぬ
どんなバカのルフィだってそれくらい分かっているだろう。1ミリとも動かないんだから
Aの顔色はどんどん悪くなっていく。冷や汗らしきものも止まらなくなっていそうだ
そんな時、何かしらの変化に気づいたのか、ナミがAに話しかけた
ナミ｢……A？｣
Aは答えない
ただひたすらに、血反吐を吐く先生を見つめている
ゾロ｢おいA、大丈夫……か……!?｣
俺が話しかけに行くと、Aは今まで見た事もないような顔をしていた
顔は引き攣らせ、口角の端は上を向いている。目は瞳孔を開いており、かっぴらいている
ゾロ｢A、どうした、！しっかりしろ！｣
俺がそう言ったそばからAは俺の目の前から瞬時にいなくなった
そしてすぐに大きな音がした
ついでに砂埃も立っている
その先には傷をつけたラトルが項垂れたように座っていた
まさか、今コンマ数秒でAがあいつに一発食らわせたのか…!?
先生も驚愕したのか、言葉が出ていない。発しようとすると先に血が出て上手く喋れてない
その姿を見かねてチョッパーがすぐさま先生に駆け寄った
チョッパー｢大丈夫か!?｣
ショウ｢ゲホッゲホッ…あぁ…だがAが…｣
チョッパー｢うん！でも今はお前がここから出る事が最優先だ!!今から応急処置するぞ!!｣
ウソップ｢ここでか!?｣
サンジ｢問題ない！援護は任せとけ!!｣
チョッパー｢ああ！ありがとう!!｣
Aはラトルが逃げようとするとその先の道を阻む
そしてぶっ飛ばしたり蹴り飛ばしたりする
仕舞いには骨を折る始末だ
もう、見てらんねぇ…
俺には今のAが、自分を傷つけてるだけにしか見えなくて仕方ねぇ…
そう思った俺は、考えるより先に足を出し、Aを止めに行った
腕を捕まえてとりあえず上半身の動きを止める。一応俺も鍛えてるからAを離さずに済む
Aは今も俺の腕の中でもがいている
その目は完全に理性を失っていた
ゾロ｢っ……!!戻ってこい!!A!!｣
one hundred-seven→←one hundred-five
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 166人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ONEPIECE」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
roronoa(プロフ) - しのさん» なるほど！後日談みたいな感じで書けそうです！書いてみますね！リクエストありがとうございます！ (2019年3月2日 9時) (
レス) id: db68d308ed (このIDを非表示/違反報告)
しの - ゾロとの子供とかみたいです！ (2019年3月2日 1時) (レス) id: 5129f74190 (このIDを非表示/違反報告)
roronoa(プロフ) - 零(ゼロ)さん» いえいえ！こちらこそ読んでくださってありがとうございます！ (2018年10月21日 14時) (レス) id: db68d308ed (このIDを非表示/違反報告)
零(ゼロ)(プロフ) - とても面白かったです！ありがとうございます！ (2018年10月21日 13時) (レス) id: 9a3d801151 (このIDを非表示/違反報告)
roronoa(プロフ) - 零(ゼロ)さん» はい！ (2018年10月17日 18時) (レス) id: db68d308ed (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：roronoa | 作成日時：2018年3月18日 10時
