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試合当日。
それはもうビックリするくらい圧勝だった。
『まぁ、そうなるわよね。』
ほんとに凪を使いこなしてるなぁなんて思いながらも他のチームメイトを見る。
『8番は脚弱いからもう少し筋トレ増やした方が良さそう…あと、4番は途中でほぼバテてたから持久力は絶対に必要…それに』
ブツブツ呟いている後ろから人影が見えたので振り返るとそこには有紗が立っていた。
「そんなに好きならサッカー部入ればいいのに…勿体ないよ、その�犧庸臭瓠�
『…別に。才能だなんて思ってないよ。ただ、分析するのが好きなだけ。』
そう呟くAを見て有紗は少し微笑しつつもため息が漏れた。
選手の何が特化してるとか何が足りないとかが見て分かる。それは、誰にでも出来そうでできない技術だと有紗は思う。
この試合だけでそれを見抜くのは紛れもない才能だと思うけどなぁ。
『御影くんって綺麗なサッカーするよね』
色々と考えているとAの急な言葉に有紗はきょとんとした。
「んっ？…あぁ、たしかにバランスいいよね。」
『…サッカーの仕方まで似てるのムカつく。』
Aの言葉の意味が分からず有紗は首を傾げているとグラウンドの方から玲王が手を振りながら走ってきた。
「よう、来てたんだな。」
『針千本嫌だっただけ…』
ぷいっとそっぽ向くと後ろからダルそうに凪が歩いてきた。
「レオー疲れた。」
「おぅ、お疲れ。お前ほんとすげぇよ、さすが俺の宝物。」
そう言うと玲王は凪の頭をくしゃくしゃと撫でている。
犬みたいな凪を見て少し笑みがこぼれた。
「どうだったよ、俺達のコンビネーション。」
『凄かったよ…でも、あのままじゃ白宝高校は優勝は無理だと思うけど』
「はぁ？どーいうことだよ。」
むっとする玲王の顔を見ればAはため息を着いた。
『他のメンバーの実力不足。11人中2人が凄くてもダメ。サッカーは11人でするスポーツなんだから。例えば、8番の子は脚が弱いし4番の子は持久力が足りない。』
それからと続けて言おうとすると玲王の顔が真顔になっていたのに気付き出しゃばりすぎたかと思い口を閉じた。
「お前、それこの試合だけで見抜いたのか？」
『…まぁ。てか見抜くも何も見たら分かっ』
そう言っている最中に玲王に肩を掴まれてAはビックリした。
「お前、マネージャーになれっ!!」
『…はい？』
天国のお兄ちゃんへ
サッカーから離れるのは難しそうです。
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蝶華(プロフ) - ひちゃさん» コメントありがとうございます。そう言って頂いてとても嬉しいですっ*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*ちょっとずつ更新して行くので見届けてくれると嬉しいです。 (2023年1月4日 7時) (
レス) id: a17d0f1e26 (このIDを非表示/違反報告)
ひちゃ(プロフ) - 初コメ失礼します。凪との関係性も玲王との距離感も全部最高の神作品でした、、、！無理せず更新頑張ってください！ (2023年1月3日 23時) (レス) @page12 id: abb55eea3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶華 | 作成日時：2022年12月31日 7時
