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｢まぁ、ここで立ち話もなんだから学校行こうぜ｣
玲王の提案にそれはそうだなと思いAは渋々玄関から足を踏み出した。
『……これは？』
｢んっ俺ん家の車だけど？｣
家の目の前をよくよく見るとドラマとかアニメでしか見たことない“リムジン”が停まっていた。
『まさか、これで登校をしろと？』
｢……ん？そんなの当たり前だろ、その為に迎えに来たのに｣
きょとんとした相手の顔を見れば見るほど純粋な眼差しを向けてくる。そうか、この人はそう言う世界で生きてきたんだもんな、この人にとってはこれが普通。
『リムジンで…登校ね。』
そもそも、リムジンで登校よりも問題がある。
うちの学校では特にだ。この、御影玲王と一緒に登校するというのが一番の最悪なイベント。
｢まぁ、乗れよ。次は凪迎えに行くからさ。｣
『拒否権は…』
｢あると思うか？｣
ニコニコする相手を見てAは1度諦めることにした
少し、凪に似ている。
マイペースというか自分勝手というか…。
『…別にこれに乗ったからって仲良くなるとかじゃないですからね。…凪も迎えに行くって言うから乗るだけですからね…。』
玲王がリムジンのドアを開け先に乗って｢乗れよっ｣と言うので少しむっとした顔をしながらAは言った。
｢お前も固くなだよな。まぁ、いい俺は欲しいと思ったものは絶対に手に入れる主義だからな。絶対にお前と仲良くなってみせる。｣
そう言うと玲王はAの手を引いてリムジンの方へと引っ張った。
｢そして、凪とW杯を獲る！！｣
ニッと笑う玲王を見てAは顔が引き攣った。
サヨナラ、私の平凡な高校生活。
コンニチハ、危険な高校生活。
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蝶華(プロフ) - ひちゃさん» コメントありがとうございます。そう言って頂いてとても嬉しいですっ*.(๓´͈ ˘ `͈๓).*ちょっとずつ更新して行くので見届けてくれると嬉しいです。 (2023年1月4日 7時) (
レス) id: a17d0f1e26 (このIDを非表示/違反報告)
ひちゃ(プロフ) - 初コメ失礼します。凪との関係性も玲王との距離感も全部最高の神作品でした、、、！無理せず更新頑張ってください！ (2023年1月3日 23時) (レス) @page12 id: abb55eea3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶華 | 作成日時：2022年12月31日 7時
