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ギャーギャー

「あーうるせぇ。あの馬鹿3人組はどうにかならないのか?」

『無視無視。次、マンドラゴラの粉。』

「おう。」


「おいエース!そこ邪魔だ!」

「デュース君が邪魔なんですぅー!」

「まぁ落ち着いて。」「煩いんだぞ!」

「駄犬ども!薬品を持って騒ぐな!」

ドンッ

「やべっ!」

薬品を持ったエースがAにぶつかる。

『え?』

バランスを崩し台から滑る。それと同時に薬品がかかる。

「はぁっ!?」

レオナが叫ぶ頃にはAは白い煙に包まれる。

「駄犬ども!急いで応急処置を!」

「「「はっはい!」」」


「おい、どういうつもりだ?あ?」

子供を抱えたレオナとクルーウェルが切れ気味で3人と1匹に詰め寄る。

「お前らのお陰でAが退化したんだが?」

レオナの腕の中には翡翠色の瞳を持つA。記憶はそのままで体が縮んでしまったのだ。

『れ、れおな、おこらないで。おれはだいじょうぶだから。』

「大丈夫な訳あるか。」

「そうだぞ仔犬。まったく人の注意を聞かないからそうなるんだぞ駄犬ども。」

「「「「すいません。」」」」


そして魔法史の時間。

『うぅっ。とどかない…。』

「ラギー手伝ってやれ。」

「ははっちっちゃいAさん可愛いっすね。ノートは任せておいてください。」

『らぎーだいじょうぶ?』

「任せてくださいっす。」



サバナクロー寮に戻ってきた3人。

「「「お疲れ様です!」」」

「おう。」

『どうしよう。これじゃあ、まじふとのれんしゅうでれない。』

「今日は休んどけ。」

「そうっすよ何かあったらまたあの時(・・・)みたいになるっすよ?」

「ラギー…」

「ピェ。」

『わかった。』シュン…

「「ン"ン!」」


練習の合間にAはスマホを使いジャックに連絡をする。

Aごめん、ジャック。魔法薬学で事故って練習に付き合えなくなっちゃった…。
ジャックマジっすか!?ちょっと様子を見に行きますね!

(あ、やな予感。)

そのあとジャックが到着し思いっきり抱き抱えられた。

「大体7歳って所ですね。」

『けっこうふべんだった…。』

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作者名:矢印 | 作成日時:2020年5月29日 2時

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