君の側で (ページ20)

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20 終曲ページ20

「いやー惜しかったッスね…。」

「でもレオナ先輩もラギー先輩もシュートやブロックがカッコ良かったっす！」

「はは。勝てはしなかったが差が一桁なんて頑張った方だろ。」

『…』

「どーした？」

『あ！？へっ、いやなんでもないよ？』

「A先輩のアシストは誰もが魅了されてましたよ！」

『やめてジャックん…言われると恥ずかしいんだから…』

保健室で談話してるとどこからか足音と声が。

「レオナおじたん！」

「…げぇっ。」

「あ！いた！」

『チェカくん！？』

「あ！おじたんのお嫁さんだ！」

その場にいた全員(レオナとAを抜いて)吹き出した。

「っは！？ちょっ、レオナさん！？これって？」

「チェカ！お前お付きのやつはどうした？」

「えへへっ。おじたんとお嫁さんに会いたくって1人で来ちゃった！」

『ﾋｪ…』

「って訳だ。…ほらお付きのやつが来たぞそろそろ帰れ。」

「やだやだ！まだおじたんと話ししたい！」

『あぁ…心臓が持たない…。』

「ほらAが苦しみだしたぞ。」

バタバタッ

「チェカ様！ここに居られたのですか！？お父様が探されてますよ！」

「ぶぅ～…わかったよぉ…。」

「今度帰ったら話してやるから。」

「本当！？」

「本当だから早く帰れ。」

『ﾋｨ…ﾋｨ…』

「Aさん過呼吸になりかけてますけどなんかあったんッスか？」

「実は前にチェカが大事故を起こして危ない目に遭ったんだよ。チェカが棚にぶつかって毒の入った試験管がAの頭上で割れたんだよ。」

「うわぁ～…無事でよかったッスね…。」

「いや死にかけた。」

『あれほど見守りを強化しろって言ってたのに…。』

「それからチェカが1人で走り回ってるのを見るとトラウマが蘇ってあぁなるってことだ。」

『もうやだ。』

「まぁ、話はそこまでにしてレオナさんたちはしっかり休むんッスよ？」

「お前らもな。」

『いざとなったらユニーク魔法つかうよ？』

「アンタが1番安静にするッス。」

『ｳｨｯｽ。』

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Aのユニーク魔法

"絶望を封じる箱(パンドラボックス)"

相手の放った魔法を吸収し、無効化する。広範囲の魔法を無効化できユニーク魔法さえも封じる。しかし吸収する自分とその半径30cm以内は影響が大きくなる。吸収した魔法で自身をほんの少し回復する。