君の側で (ページ12)

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「ん…」

『レオナ、おはよ。』

「戻ったか。」

『うん。』

今日は休みの日ゆっくり起きる。

『さて朝ご飯うぉっ！？』

「おい今日はするぞ。」

『え？だってまだ朝ご飯が』

「問答無用」

尻尾用のチャックを開け付け根をさする。

『ちょっ、レオナぁ…あっ…』

「お前が小さい間俺は大変だったんだぜ？」

耳元で囁けばビクビクと肩を跳ねらせる。

『だめ…耳元で囁くの駄目っていったじゃん。』

「はっ何を言ったんだか。」

『…腰が痛い…。』

「はぁ、すっきりしたぜ。」

『たまに来る発情期我慢出来ないの？』

「お前は旨いもんを目の前に置かれて我慢しろって言うのか？」

『だからって生でするやつが』

「お二人さん。終わったところすみませんがちょっといいですか？」

「おまっ…いつから」

「囁いているときからっすよ。」

『恥ずかしい…。』

「ﾝ"ﾝｯ！で？用件は？」

「今度のマジカルシフトの選抜の話っす。」

『お、選抜に選ばれるように頑張ってきた甲斐があったな。』

「まだ入れるなんていってねぇーぞ。」

『なんだよー。』

「元気っすねー。」

大食堂ー厨房

「さ、仕上げよう。」

「あとは皆で作ったマロンクリームをタルトに乗せれば完成だ。」

「ついにマロンタルトが食えるんだな！？テンション上がってきた～！」

「よっしゃ、パパッと済ませちゃおうぜ！」

「もうひと踏ん張り、集中力をきらすなよ。」

「「おーっ！」」

「…」