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1 昔話 ページ1
ある国の昔のお話。
その日はとても賑わっていた。なぜなら王位継続の息子が生まれたのだ。それは国を挙げて喜んだ。だが1人だけ喜ばない者がいた。
「はっ、俺のことはどうでもいいって言ってくれてるようなもんだな。」
皮肉を言う少年はまだ13歳だと言うのにここまで捻くれた。
街の外れを歩けばスラムも当然。身売りなんてザラである。暇つぶしがてら値踏みをする様に眺める。
そこで見つけたのは自分と同じこげ茶色をした髪に珍しい黒い目のネコの様な者だった。多分男だろう。
「おい。」
声に怯え肩を震わせるが彼には関係ない。彼はフッと笑い商人に話しかける。
「こいつ買った。」
「毎度あり!」
マドルを渡し首輪を取る。
「今日からお前は俺のお気に入りだ。」
『…ぁぅ…。』
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作者名:矢印 | 作成日時:2020年5月29日 2時