恋とカフェオレ、テディベア【碧棺左馬刻】 (ページ6)

今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:9,019 hit

Order　No.5 ページ6

・

その日の夜。私は久しぶりにお友達と外食をしていた。
中学時代からの親友で、悩みや秘密ごとはいつもこの子に相談してきた。
隠し事もあまりしたくないな、と思って左馬刻さんの事を
ちゃんと話すと、声にならないくらい驚かれた。

「えっ、ちょっと待って。左馬刻さんてほんとにMTCのなんだよね？」

『うん、ヨコハマ代表の…』

「で、連絡先もらったの？！」

『そう、初めは名刺いただいたんだけど、恐れ多くて電話できなかったの。』

なんで連絡しないの～もったいない！と言われてしまったけれど、
緊張するんだから仕方ない。

「でも、自分から連絡するって言われたんでしょ？」

『う、うん。まだなんだけどね。』

「へ～碧棺左馬刻ってAみたいなふんわりした子がタイプなんだ？意外。」

ニヤニヤして見つめてくるお友達は、なぜかすっごく楽しそうだ。
タイプとか、左馬刻さんは私のことを妹か
愛犬のように見ている気がしてならない。

「そんで？本当のこと言うと左馬刻さんの事好きなの？」

『えっ？あまり考えた事なかった、、どうなんだろ…』

「あ～もう、Aは純粋無垢！って感じでほんとかわいいね～」

『ありがとう…？』

「なんかこう…もっと左馬刻さんのこと知りたい、とか思ったりしない？」

思い返してみると、もっといろんな表情を見てみたいな、かっこいいな、
と常に思っている自分がいるような気がする

『するけど、それとこれとは関係ないっていうか、
　有名人だからなのかもしれないし、、』

「んなわけないって！」

『ええ…』

「とにかく！今度行くとき自分が好きなのか好きじゃないのか
　はっきりさせてきなさい！これ宿題だからね～？」

なんだかんだ言いくるめられたけれど、
ずいぶん難題を出されてしまった。
今度お会いするときはきっといつもより緊張してしまう。

・

＊こんにちは。作者のさざなみです。
　数日間でヒット数 900越え、とっても嬉しいです!
　また、お気に入り登録や高評価も励みになります。
　読んでくださっている方、お気に入り登録や高評価をしてくださった方、
　どうもありがとうございます!
　精進して参りますので、これからもよろしくお願いします。

・